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【虚実転換】超絶技巧の【ラーメンズ】08

虚実が入り混じって、今どっちが何の話をしているのかわかないようなアクロバティックな展開が楽しめるのもラーメンズの醍醐味です。そのへんから切れ味鋭いやつを紹介してみます。2本で30分くらいです。

ラーメンズ『ATOM』より「新噺」
あらすじ:舞台に高座的なものがあり小林が語り始める。独り舞台かと思いきやイマジナリーフレンド的な存在の片桐が乱入してきて二人で会話を始めるのだが。

ラーメンズ『TOWER』より「名は体を表す」
あらすじ:モノの名前の語感ってそのものっぽいよな。とか訳の分からないことを言い出す二人だが、次第に片桐が暴走して謎の女盗賊クリムゾンメサイアになってしまう。


『新噺』はラーメンズが改めて落語スキルを習得したうえで挑んだ落語コントであり空想と現実の入り混じり具合で言えば歴代トップクラス。お約束を踏み台にして高角度の関節技を仕掛けられている気分だ。

『名は体を表す』は「語感」だけで押し切る近距離パワー型と思いきや「誰にも通じないよ」とされた言葉たちがイキイキと動き出して不可分なく観客に伝わっていくというミーミーの伝播が心地よい。分かりやすいパワーワードが多いけど実はかなりの超絶技巧をやっていると思う。

#ラーメンズ #コント #コンテンツ会議 #キョジツテンカンホー



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