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【アベンジャーズインフィニティウォー】サノスは明訓高校くらい強かった。

よくきたな。しばらくネタバレが概要に載らない程度の文字数に付き合ってもらうぞ。

(これまでのあらすじ)絶対強者たるサノスに立ち向かうヒーローたちの苦悩や努力や奇策を描くことでドラマを生み出していく大甲子園システムを開発した水島新司先生は超エライ。

ネタバレなしの感想

サノスが集めようとしている6つのパワーストーン

宇宙開闢時から存在し6つ集めてインフィニティファーストミットにはめ込むことで塁神のごとき権能を得るとされる。

ヤマダ・ストーン

単純な力を司るヤマダ・ストーンはあらゆる困難や障壁やアルプススタンドを破壊する究極のストーンであり、サノスはこのストーンを手に入れたことで六つのパワーストーンを集める旅に出る。やっぱりヤマダはスゴイ。

イワキ・ストーン

常識に囚われない跳躍的な思考を司る。イワキがイワキであり続けるのはその身体能力ではなくイワキ性そのものなのだという。ロキが所持している。

トノマ・ストーン

調和とあらゆる感情を司る。所持者のトノマは鍵盤を抑えるために指の股を切り裂くなどの多大な犠牲を払ったことで知られている。とある惑星に秘されている。

サトナカ・ストーン

現実離れした変化球を操る小さな巨人の名を冠した魔石であり現実改変やルールブックの盲点を突くことができるという。コレクターが収集している。

ホホエミ・ストーン

にっこり笑って人を斬る。人格と切り離した理性を支配する。それ以外の効果は特にない。ビジョンが額に装着している。

ドイガキ・ストーン

あらゆる存在の中でも数少ない時間を操る(タイムする)能力を司る。代打や選手交代が下せるが采配は無能とされている。


テイクオーバーゾーンおわり


本題に入ります。

おつかれさまです。#アベンジャーズインフィニティウォー を鑑賞したので簡単に感想を述べます。(#ネタバレ注意 )

勝者のいない結末

衝撃的なある意味予想通りの結末を迎えた劇場の空気は沈黙の中の無音のどよめきに包まれていました。この戦いに勝者と呼べる存在はいるのだろうか。それを判定する観客は沈黙を守っている。公式に判定できるウォッチャーやスタンリーももういない。

誰が見張りを見張るのか。

サノスが野望を果たした先に待つものは永遠の繰り返しかもしれない。種を蒔き刈り取り種を撒く無限の繰り返しになるかもしれない。「ウォッチメン」の結末部分ではある野望を果たした人物が裁きを受けることなくガッツポーズを決めてみせた。しかし、その人物に対するカウンターの可能性を残して舞台に幕を下ろす。インフィニティウォーのフィルマークスでの評価で満点に不足する0.1点はこの部分だ。彼は慈悲深き公正な神である。しかし、誰がサノスを見張るのか。ここは素直に続編を待とう。

ドラえもんに頼ろう

本作は衝撃的な結末を迎えたため、しばらくの間は次回作の展開予想発言すら困難だ。なので、ドラえもんに頼ろう。

今後の展開は「大魔境」的なものや「鉄人兵団」的な解決編が待っているのではないだろうか。すでに数万分の一の勝利の方程式を組み立てた奴がどこかにいる。ひとりだけまだ全力を出していないやつが残っていないか? そう、緑のアイツ。いや、アイツじゃないほう。

契約不履行を突け(無理かも)

そんなわけで観客からの共感を集めかねない大悪役のサノスだが、一点だけ契約不履行の可能性を残している。それは「二分の一の生存に自らの生命を賭けていない」のではないか、ということ。

ガモーラを救った時のように彼は無慈悲ではなく選択的に生命を拾うことがある。もし、自分自身の生命を賭けずに行動を起こしていたなら契約不履行だ。リスクを負わないギャンブルなんて正々堂々とした慈悲からはかけ離れたものだろう? ……無理かもしれない。

彼は最終的には自分の生命までも天秤にのせている、と思う。最終局面で一瞬だけ挟み込まれたローカルコトダマ空間の描写からして明らかにこれまで奪ってきた生命とともに逝く覚悟があった。契約不履行はない。つまり、何ひとつ気負うことがないので無敵だ。

未来へ

そんなわけで我々は完全にガントレットの掌の上で踊らされてしまったわけで、予測なんていくらしても意味がない。今はただ備えよう。

とにかく監督と製作陣に敬意を表したい。このバカげた規模のバベルの塔を建築する設計図を描いて本当に10年かけてやり通した奴らを尊敬する。こいつらは信用できる。続編を10年までと言われても待てる。

え、続きは来年なの?
マジで?
ほとんど明日じゃん。明日って今さ!!


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