Taro Kaizu

好きなもの 苺、珈琲 花 美人 懐手にして宇宙見物

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最近の記事

じわり思春期?

「親業」は「壮大な事業」だと思う。 どこかの研究者が「子育ては火星有人飛行のようなロケットサイエンスより、はるかに難しい。ロケットサイエンスは難しくても一度方法が確立してしまえば使いまわせる。しかし、子育てはある子どもに有効だったことが、別の子どもにも通用するとは限らないのだ」的なことを言っていた。120%同意。自分の親を含め、古今東西の親たちは本当にすごい。 さて、我が家の8才の長女は小学3年生。脳の成長に伴い複雑な感情の起伏も現れている。近頃は「これは思春期の始まりか?

    • ハト対策

      近頃、自宅のベランダでハトを目撃する機会が何度かあった。調べるとエアコンの室外機の下にフンが点在している。目撃するハトは毎回同じ個体。同じマンション内でハト被害の噂が流れていたし、ネット上には、ハトに気に入られた挙げ句に巣を作られ、フンや鳴き声で悩まされている事例がいろいろと出てくる。帰巣本能がとても強いため、一度巣を作られたら最後。毎回同じ場所に作ろうとして素人で手に負えない状況になるらしい。 これはヤバイのではないかと思い始め、対策を考えることにした。 まずは敵を知るこ

      • 長女の冒険を仕立てる

        7月末から8月頭にかけての一週間程度の期間で小2の長女と私の父娘で沖縄県八重山諸島の旅をしてきた。旅の目的は2つ(+α)。   1つ目は近頃「妹ばかり気にかけてずるい」と不満を口にしてきた長女への埋め合わせである。旅のあいだ、妹のことは一切話題にせず長女と向き合おうと決めていた。2つ目は、東京生活が当たり前となり野生感を失いつつある長女を大自然に放り込んで刺激を与えること。今回の滞在先である西表島と鳩間島の大自然を長女にぶつけてみたかった。最後の(+α)は、仕事で鳩間島にご縁

        • なぜ停電が起きたのか。そもそも電気て何だろう?

          北海道の地震をきっかけに起きた大停電は、北海道特有の事情があったにせよ、当たり前だった「電気」について、あらためて考える機会となった。電気も含めエネルギーは社会基盤の根幹なのだが、いかんせん、エネルギーは目に見えないので専門家以外の人間にはイメージしづらい。空気や水のように普段は当たりまえ過ぎて意識しないが、なくなって初めてその大切さを痛感する類のものである。今回の大停電については、一部の発電所がダウンしただけで、なぜ北海道全域が停電してしまったのか理解できない方も多いと思う

        じわり思春期?

          刺激する自然、想像する私

          5才の長女と13才の姪っ子を連れモリウミアスへ行った時の話。天気に恵まれ、子どもたちは山へ海へと、自然の恵みを一身に受けて充実した時間を過ごせた様子。長女は初めは姉貴分の姪っ子にべったりだったが、帰るころには他の子ども達と仲良しになっていた。最後の食事では姪っ子と離れた場所で食べていた光景を目にして、父はとてもとても嬉しかった。 雄勝の夜は息をのむほどの満天の星空で、私は時間を忘れて眺めていた。オリオン座でひときわ輝くのは恒星ベテルギウスだ。かの星から放たれた光は数百年かか

          刺激する自然、想像する私

          人間はAIと話すために英語を学ぶようになるか

          スマートスピーカーに興味を持つようになってから技術的なことを少しかじったりして、コンピュータ(AI)が言語を理解するとはどういうことなのかについて考えるようになった。 基本的には、これまで人間が長年言語学の分野でやってきたように、文章を構造的に分析し分類していくことを、オンライン上のデータや検索などで蓄積されたデータを元にAIが機械学習していく、ということだと思う。(自然言語処理と論理的推論) そして当たり前だが、学習データの量と質がAIの質を左右するのだとあらためて考え

          人間はAIと話すために英語を学ぶようになるか

          MESH

          MESHを使ったら何かできそうだけど、いまいち具体的なアイデアが湧かない…ということで、MESHとRasberryPiを繋げて遊ぶイベントに参加した。いろいろ試して思いついたのは赤ちゃんがいる親向けのソリューション。 親の目が行き届きづらい夜間に、赤ちゃんの脇の下に温度センサーをバンドで固定して、例えば15分間隔で体温を計って、データをGoogleスプレッドシートに吐きだしていく仕組み。もし1度以上の温度変化を検知したらLEDと音で親に知らせる機能付き。正確な温度を計るのは

          ”BOCCO"を導入

          ユカイ工学から出ているコミュニケーションロボット”BOCCO"を家に導入した。   外出中の親と家にいる子どもとのコミュニケーションを意図されて作られたロボットで、親のスマホと家のBOCCOとで音声メッセージのやりとりができる・・・というのが基本機能である。外にいる親がスマホから「ご飯食べた?」などの簡単なメッセージを録音して送信すると、家のBOCCOの目がピカン!と光り、親の声が再生される。もしくは、親のスマホでテキストを送信すると、またまたBOCCOの目がピカン!と光り、

          ”BOCCO"を導入

          経済学

          私はもともと理工系出身なのだが(物理と数学が大好きだけど専門家のように分かるわけではない)、20代のとき、もっと社会の仕組みについて学びたいと思って大学院で人文系の政治学や社会学をかじり始めた。その際、自然科学と同じく数字を扱うから分かりやすいだろう・・・という感じで経済学も学び始めた。しかし、軽いノリで始めた経済学で壁にぶち当たる。 教科書を開いて、「需要と供給」、「限界効用」、「生産関数」・・・などの理論をふむふむと読んでいったのだが、内容が上位概念に移り「古典派経済学

          スマートスピーカー x 子ども の可能性

          技術的にはまだ未熟なところが多いが、スマートスピーカーには大きな可能性を感じている。昨年Amazon Echoがまだ招待制だったときに申し込んで使い始めた他ところ、これはなかなかおもしろいと感じて今月になってもう1台 購入した。今ではEcho Dotをリビングと寝室の壁に設置している。   スマートスピーカーはGoogle HomeとAmazon Echoの2大メジャーが有名だが、私の場合はAmazonプライム会員でヘビーユーザーなことからAmazon Echo(アレクサ)

          スマートスピーカー x 子ども の可能性

          数字

          最近、6歳になった長女が一人で買い物ができるようになるためのトレーニングを始めた。4月からは小学校が始まる。保育園では周囲が世話を焼いてくれるが、小学校になるとそうはいかない。一人でいろいろできるようになってほしいという思いからである。   今取り組んでいるテーマは"お金の使い方"を学ぶこと。いったんのゴールを、家の近くのコンビニまで一人で行って、彼女が大好きな"割けるチーズ(98円)"を買ってくることに定めた。   がしかし、やってみてこれが簡単ではないことが判明する。

          外交感覚

          3年くらい前だろうか、子どもと上手にコミュニケーションできる人間は外交官としてのセンスも持ち合わせているはずだと書いたことがあるのだが、近頃、あらためてそのように感じることが多くなってきた。ただし状況は以前とは異なる。前は”子ども”は長女一人だけだったが、今は次女が加わり二人になっている。 今の問題意識としては、「私のことをもっと見て!もっとかまって!」とアピールしてくる子ども等に対して、体一つの自分がどう接すればよいか、ということである。 多くの人は「二人とも均等に接す

          外交感覚

          二階建ての通勤電車

          通勤ラッシュの中央線の後に2階建ての新幹線を見ると、都市部の在来線も2階建てにすりゃよいのに…と思ってしまうのは自然だろう。じつは高校時代、朝の通学時に通勤ラッシュに悩まされていて、利用している鉄道会社に2階建車両を導入するよう訴えたことがある。しかもフランスで実績があることも示しながら 笑。 そしたら、高校生の健気な訴えに心打たれたのかは知らないが、丁寧に対応してもらったのだった。鉄道会社いわく、ラッシュは会社にとっても頭の痛い問題で、過去に2階建車両の可能性も考えたが、分

          二階建ての通勤電車