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「肝腎」に寄稿したよ

大阪北浜にある本屋、FOLK old book storeに縁ある100名が、自身の血肉となっているような肝腎な本を2冊ずつ紹介する企画「肝腎」が2021年の5月に書籍になりました。

発行からもう半年以上経っていて、今さらご案内するのもなんですが、、、
FOLKの吉村さんにお声掛けいただき、紹介文を寄稿しました。吉本ばなな「キッチン」、児童文学「エルマーのぼうけん」について書いています。

※こちらのイラストは掲載されていません

様々なジャンルの方々が書く、本にまつわるそれぞれの大切なエピソード、敬愛する作家さんのルーツなどを読んで、ああ、わたしもその本好きだなあと共感したり、へー、タイトルは知ってるけど今度読んでみようかなと次の読書のきっかけにしたりなどして、あと「肝腎」にはたくさんの友人、知人の紹介文も一緒に掲載されているのですが、まるで知らなかった一面を改めて知ることが出来てとても良かったです。

メインビジュアルを最後の手段、造本をhitotoのタナカさんが手掛けてらして、手元に置いておきたくなるようなかわいらしい本です。
FOLK店頭や取り扱い店舗、通販など、機会がありましたらぜひご覧になってください。

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《はじめに》
肝臓や腎臓を失ったときに、代わりに血肉になってくれるものは何かと考えていたことがありました。
自分の場合は、読んできた本や読書体験そのものがきっとそれにあたると思って、みんなはどうやろうと聞いてみたくなって、2019年夏から2021年春にかけてその時々で声をかけたいと思った方100人に「自身の血肉になっている“肝腎”な本はありますか?」と聞いてきました。
支えになっている本や心を動かした本、創作の一助になっている本、ただひたすら忘れられない本、自分に戻っていける本など 広く自由に一人2冊、計200の紹介文をいただき、それをまとめてこの本が出来上がりました。
2020年春からは新型コロナウイルスが猛威を振るい、選ばれる本や紹介文にも一部影響があったかと思います。
コロナ禍によりほぼ全ての人が感染の心配や経済的なことで、会えない人がいることで、様々な事情で程度の違いはあってもきっと疲弊し不安定になっていることと思います。この『肝腎』という本が、 新たな出会いと自身の“肝腎”を思い出す一冊になれたら嬉しいです。

2021年5月 FOLK old book store 吉村祥

http://www.folkbookstore.com/?pid=159916371


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