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人間は動物である事を忘れていないか


人間は動物である。
当たり前すぎてだからなんなんだって話なんだけど。

それでも、デジタルの世界に入り浸りすぎると忘れてしまう事がある。
0か1か。0から1までは本当は色々な障壁があるはずだ。
できなかったバスケットのドリブルも徐々に、可視化できないレベルで少しずつ上達する。

俺は結果より過程を重視したい、過程が面白いから結果が出る。過程がつまらなければ苦行になってしまう。そう思っていても苦行のような事をしてしまうのだけど。それが俺という人間だ、限界がどこか探ってしまう癖がある。

今書いた事よりももっと深く考えると、人間は地球の生態系の一部でしかないという事に気付く。俺は小学校くらいから少し違和感を感じていた。
地球上の生物で人間だけが別の存在のように扱われる。

そりゃそうだ。学校は人の手で作られたのであり、その中で育てば自分が自然の一部だってことを忘れる。それが学校の狙いの一部なんだろうけど。

こんなことを最近よく思うようになったきっかけは、子供が車の中で見ているDVDだ。中でも昆虫や水の生き物といった自然関係のDVDを見ている。
子供は本来そういうものに興味があるんだと思う。

そのDVDでは人間はまるで上から神のようにさまざまな生物を取り上げて、別の世界の話のように、おとぎ話のように語っている。
第三者の解説が動画の構成上必要なのはわかる。
でも一旦神の視点から離れて昆虫も魚も人間も同じ世界の生き物であるということを考えると見方が変わる。
生物から学ぶ、彼らは生きるために生きている。死なない為に生きる、それはもっというと生物種の繁栄の為だ。
その為に様々な生存戦略を駆使して生き残る。彼らの視点に立つと如何に生きるかをまず考えなければならない。捕食者は大量にいる。あたり一面敵だらけだ。その存在を気にしながらも今日の飯を確保するために活動する。

そんなふうにして彼らは生涯を終える。遊びなど殆どない。
そう考えると今の日本人が置かれている状況は異常だ。
敵がいない、そして食い物にも困らない、外敵から身を守る家もある。

生存の為に思考を回さなくて良くなったのだ。

それなのにやりたいことができない。
過度に知識を詰め込んで、考えすぎるせいだ。

俺は今非常に読書にハマっている。
小説、ファンタジー、自己啓発、実用書 ジャンル問わず読みまくっている。
読書や執筆を通して俺は考えて。
何かを生み出すことがやりたい事だと今は思っている。

よし昼寝しよう



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