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つよいぞ!ヒッセン・ヒュー

ヒッセンのサブ・スペシャルは不遇だった。ようやく待望のヒッセン・ヒューが今シーズン (2023年3月-5月) 追加された。

1シーズン使い込んでみたが、ヒッセンより強みを発揮できることが多い。使ってみた感想や運用のコツなどを書いてみる。

ヒッセン・ヒューの強み/弱み

メイン

ヒッセン (無印) と同じだが、サブ・スペシャルの使い方に関わるので、改めて書いてみる。

  • 奇襲・混戦に強い (エイム依存度が低い, 範囲攻撃)

  • 待ち構えられると弱い (射程が短い, キル速度が遅い)

気づかれずに移動して奇襲したり、交戦中の味方のカバーに素早く駆けつけるのが主な役割になる。そこで、タンサンボムの出番だ。

サブ

1段階振って移動に使うのが強い。

直線的な塗りで素早く移動することで、メインの強みを押しつけるチャンスが生まれる。交戦中の敵にダメージが入れば、1発追撃するだけで倒せる可能性もある。(遠爆風 35 + メイン 62 = 97ダメージ)
このようなカーリングボム的な使い方が最も相性が良い。

ヒッセンが得意な奇襲やカバーは、タイミングを逃すとまったく活躍できない。タンサンボムを2段階まで振っていると、自分が到着したころにはタイミングを逃すことも多い。そのためタンサンボムは1段階だけ振って投げるのが移動用として良い感触がある。

タンサンボムは2段階振って投げると牽制・塗りの維持もできるサブだ。できるからといって自分の役割ではない。メインで牽制・塗れるブキには劣るので、味方に任せて自分の得意分野に集中したほうが良い。

使い始めの頃は、2段階振り遠投を続けているのが負けパターンだった。安全だが大した貢献はできない。リスクがあっても接近してメインを当てに行かないと貢献できない
2段階振りは、人数不利で数秒だけ足止めして味方を待ちたい場面など、目的をもって使うほうが良さそうだ。

スペシャル

困ったら、インク回復も兼ねて足元 or 前線の味方に投げる。

とりあえず一定の効果はある。むしろスペシャルについて小難しいことを考えなくて良いというのが最大のメリットかもしれない。

タンサンボムのおかげで、より積極的に急接近してメインを当てに行けるようになった。その分デスするリスクも増えるのだが、エナジースタンドはデスのリスクを最小限にしてくれるので相性が良い。
ただし移動中に見られると確実にバレる。エナジースタンドを使ったとしても、正面から近づくのではなく、死角から近づいたり味方と交戦中の敵を狙ったりなどの工夫は必要だ。

エナジースタンドの強みは、接敵しないと発揮されにくい。遠くの敵には影響を与えられない。そのため、大きく前線が下がっている打開では有効に働きにくい
手前に使用して味方に取ってもらいやすくし、打開時のデス・人数不利時間を減らす保険としての運用が無難だろう。いずれにしても、何とか隙をついて、接近してメインを当てにいかないといけない。

ヒッセン・ヒューのギア

戦い方がヒッセン以上にシンプルになった。奇襲・味方カバーのために、隙をみて敵に近づいて攻撃するだけだ。(もはや遠い敵に無理にサブを投げる必要はない)

タンサンボムで機動力があがったこと、エナジースタンドで打開時ですら接近して敵に関与しなければならなくなったことから、デスが増えるようになった。ジェットパックのときに使っていたスペシャル性能アップ・受け身術などのギア枠を、復活時間短縮に割り当てても良いかもしれない。


ギア変遷 - タンサン連投型 (3) から最終的にはイカニンゾンビ型 (1) に

ヒッセンとの使い分け

基本的にはヒッセン・ヒューのほうが活躍できる感触だった。しかしガチヤグラはヒッセンのほうが有利かもしれない。

ガチヤグラはカウントを進めている側のスペシャルが貯まる特殊な性質がある。(通常は逆)
ジェットパックの「攻めている時に強い」という性質と相性が良い。
またヤグラ上への妨害も、タンサンボムよりポイズンミストのほうが向いている。

なお、ジェットパックについてはシーズン途中で重要なアップデートがあった。

弾が使用者の画面では直撃しなかったものの、相手の画面では直撃していたとき、相手に爆風のダメージが与えられない問題を修正しました。

https://www.nintendo.co.jp/support/switch/software_support/av5ja/310.html

以前は、近爆風 (50ダメージ) を当てた時に、通信ラグで相手画面で運悪く直撃していた場合に、0ダメージとして処理されていたのだ。当然、近爆風~直撃を狙って撃っているので頻発するバグで、1~2発余計に当てないと倒せないこともあった。(その嘆きで1記事かいたほどだ)
これが改善したので、ジェットパックも使う価値を取り戻しつつあるだろう。

スクリュースロッシャーとの比較

タンサンボムつきスロッシャーという共通点があるが、メインの性質が大きく違うのでタンサンボムの運用も変わってくるように思う。

(300勝程度の経験だが) スクリュースロッシャーはメインが届く範囲においては、メインだけで幅広い仕事ができる。メインが届くのであればタンサンボムを投げる意味がない

ヒッセンとの違いは、多くの前中衛ブキと撃ち合える射程と当てやすさにある。こちらの位置がバレて遠くから近づかれても有利なのだ。そのため、メインで届かない遠方への牽制としても利用できる。
(ヒッセン・ヒューで同じことを行うと、位置がバレた時点で対処できなくなる)

もちろんスクリュースロッシャーでタンサンボムを機動力の足しにしても良い。ただしメインのインク効率が良くないのでヒッセンほどは多用できない。(スクスロ 9.2% vs ヒッセン 6.0%)

まとめ

ヒッセン・ヒューは、メインの強み/弱みをサブ・スペシャルで補完している、良いブキに仕上がっている。

メインをフル活用しなければいけないので、前線が下がっている打開のシーンでは苦労するかもしれない。
奇襲やカバーにタイミングよく駆けつけるための状況把握・判断スピード・リスク管理能力が問われるブキだ。

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