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単体に範囲攻撃する意義

私はXパワーのわりにエイムが下手だ。そして奇襲という戦略が好きだ。そのつながりを上手く言語化するために考えをまとめてみた。

単体に範囲攻撃する意義を考え直すことになった。


範囲攻撃は1vs1が弱い

ブキには範囲攻撃ブキと非範囲攻撃ブキがある。
同射程の例だとヒッセンとシャープマーカーがある。

範囲攻撃ブキは当てやすい代わりに弱くなっている性能がある。キル速度や射程や塗り性能などだ。
例えば、ヒッセンはシャープマーカーよりキル速度と塗り性能が弱い。

これらの性能のうち塗り以外は、敵に当てた時に効果が発揮される。
例えば、シャープマーカーを全弾当てられるのであれば、ヒッセンの3倍速で倒せる。

そして、敵の動きが小さいほど当てやすい。とくにスプラトゥーンでは、射撃中 (ヒト状態) のほうが非射撃中 (イカ状態) より動きが小さいし見えやすい。

このような理由で、範囲攻撃ブキは1vs1 (対面) が弱い。なぜなら、対面、つまりヒト状態のままの状況ではお互いに攻撃を当てやすいからだ。当たれば性能が良い非範囲攻撃ブキのほうが有利だ。

範囲攻撃の使いどころ

繰り返しになるが、塗り以外の性能は敵に当てないと発揮されない

つまり、強い攻撃を当てられないくらいなら、弱い範囲攻撃を当てたほうがマシだ。
例えば同じ時間をかけて、シャープマーカーを6発中3発しか当てられずキルできないなら、ヒッセンを2発中2発当ててキルしたほうが良い。
(もちろんシャープマーカーを4発中4発当てるのがベストだが)

「自分のエイムにしては」範囲攻撃ブキは強い

範囲攻撃ブキは潜伏キルなどの奇襲が強いと言われがちだが、少し誤りがある。
強いのはブキではなく奇襲という動きだ。そもそも、性能が良い非範囲攻撃ブキで奇襲したほうが強いに決まっている。

ただし当てられればの話だ。奇襲に反応して素早く逃げる敵に当てるのはレベルが高い。それに、失敗した時のリスクも大きい。範囲攻撃のほうが確実だ。

つまり範囲攻撃ブキなら、自分のエイム能力のわりにはレベルが高い活躍ができるかもしれない。

だからといってズルくない

どれだけ素晴らしいエイム能力のプレイヤーでも、数発は外してしまう状況はあるだろう。対戦相手も相当上手いプレイヤーだ。

だから、外してしまうリスクをケアするために、範囲攻撃ブキで確実性をとるのも選択肢になるだろう。ある種のリスクヘッジだ。

これはチャージャーとスピナーの関係にも似ている。当てられるなら有利なチャージャーよりも、継続してチャンスが狙えるスピナーを選ぶプレイヤーも大勢いる。

範囲攻撃ブキなら安定行動をやめろ

リスクがないのにリスクをヘッジしても意味がない。自動車を運転する機会がないのに自動車保険に入るのと同じようなものだ。

範囲攻撃の強みを活かすならば、エイムが難しいがリターンが大きい状況を狙うべきだ。安定行動をしているだけでは、非範囲攻撃ブキの劣化版だ。

とくにシューター使いが語る「定石」「安定行動」を鵜呑みにしてはいけない。ハイリスクハイリターンなタイミングを逃さないように狙う姿勢が大事だ。

ハイリスクハイリターンの代表が奇襲だ。
敵がこちらに気づいていないので倒せる可能性が高いが、敵を倒せなかった瞬間に敵陣のど真ん中で不利になるリスクがある。正面からの対面のように、牽制し合って両者生存という結果にはなりにくい。
こういう状況ではエイムを外したくない。範囲攻撃ブキの利点が活かせる。

範囲攻撃ブキは奇襲が強いのは半分正しいが、奇襲のような状況でしか強みを発揮できない というのが、より正しいだろう。

範囲攻撃ブキのほうが上に行きやすい?

エイム能力を磨くより、範囲攻撃ブキで上手くリスクをとれるようになるほうが、上達しやすいのではなかろうか。

エイムの上達の難しさを考えると、最近そう思うようになってきている。

奇襲に役立つ他の性能

経験的には、奇襲するための機動力 (塗り進み速度)、奇襲した時に射程調整しなくても一定の強さを発揮できる攻撃範囲 (手前判定の強さ) が重要度が高い。

そういう点でヒッセンやスプラローラーはバランスが良い。
フデ系やノヴァブラスターは手前が強いが塗り進み速度が遅い。もちろんフデで走れば独自の機動力が発揮できるが、奇襲というよりヘイトを買ってゲームをコントロールする役目になる。(それはそれで面白いが独特な技術があって難しい)
ホットブラスターはある程度の塗り進み速度があるが、至近距離に範囲攻撃が撃てない。

どのブキも長所・短所があるが、奇襲のための範囲攻撃ブキを選ぼうとするなら、この辺りの性能で比較すると良さそうだと思った。

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