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これからの町並みを考えていくためのステップ?

山内です。先日、内子町の町並み保存地区内にある空き物件で清掃活動をしました。

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内子の町並みは保存地区になって40年、これだけ小規模の町で高度成長時代のスクラップ&ビルドの時代に内子の将来を考え“保存”の道を見つけ選択し、歴史や文化を守り再生しながら”意思”を持ってまちづくりをしていきたわけであります。この40年間を支えてきた住民の方たちのおかげで今があるのなのだな~ と最近少し理解することができました。


しかし、そうやって支えてくれた人たちも40年歳を重ねたわけです。現在町並みに住む人は高齢化著しく若者が少ないのが現状です。40年間を支えてきてくれた人たちの後をお子さんたちが戻ってきて継ぐわけではないのです。お子さん世代の若者の古民家に対する印象は、寒いとか古臭いとかマイナスイメージを持たれる方も一定数おり、親元に帰ってくる人はいなかったり、帰ってきてもまたすぐ出てしまうといった傾向もあります。

なぜなら彼らはもともとみな古民家やまちづくりに興味があったわけではなく、ただそこに家があり暮らしてきた人でもあるのです。

一方で古民家の魅力に惹かれてやってくる人もいます。


ちなみに私が内子晴れをこの町並みでやるきかっけは、”古民家に惹かれてた”ということも多少ありますが、どちらかというと”観光客がおり人通りのある場所”だったからです。

しかし、内子晴れもオープンして5年になり住民と接する機会も増え、また町のまちづくりを牽引してきた岡田文淑さんとも出会えたことで、町並みの魅力を再認識できました。そして古民家自体にも昔ながらの知恵の集合体だと教わりました。「古民家とはいったい?」「なぜ古民家がいいのだろう?」古民家暮らしの良さをもう少し具体的に学んでいきたいなと思いました。

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古き良きものを残してきたことを、ただ“表面的”なことでなく“本質的”なところで町並み保存や古民家暮らしというものを理解できる人が増えると、きっとこの町並みの魅力が増すのでは?と思います。町並みや古民家を語れる人が増えると、この町に来る人々へもより魅力が伝わり、またこの町をリスペクトした人材が引っ越してくるのでしょうな~。

そう、前置きが長くなりました(笑)

なのでまずは、学びたい!

そして楽しく学びたい!

ということで掃除をしながら学びご飯をみんなで食べるイベントを企画してみました。

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掃除をするとただきれいになるし、愛着もわく。そして体を動かしながらのコミュニケーションは楽しいもので。またみんなで掃除をしているという景色がよく、外側を掃除しているときなんかは地域の方や観光のお客さんからも声かけられたり外部の方とのコミュニケーションも生れます。

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最近移住したりと増えてきた若者と、今までを支えてきてくれた地域の人とが同じ時間を共有し古民家や町に向き合う時間がとれたんだと思います。食事会は参加者の素敵な古民家の中庭で食べたりと、いい時間を過ごすことができました。

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こういった活動を継続的にしていくことで楽しいコミュニティーができたり、新たなアイデアや企画ができたり、知識もまた身についていくはず?

”この町並みだからここにいる!”

といえるようなローカルな場づくりをみんなでもっとやっていきたいなと思います!

内子の町並みを、そこにある内子晴れをこれからもよろしくお願いします~!

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