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年の瀬の寿司 第19話

 本記事は以下の記事の続きとなっております。こちらを読んでから本記事を読むことをおすすめいたします

第7章

Calling A.M

 することがなくゆったりして雑談しているとK.K君が突如誰かに電話をかけ始めた。電話相手は出る。A.M君だ。(以前のこちらの記事で登場しているのと同一人物だ↓)

 A.M君とK.K君は親友と呼べる中であり、突如こういった電話も許される仲なのだろう。ちなみに彼らと私でよく屯っていることもよくある。また実をいうとM.H君の代打というとちょっと御免と言いたいが、今回の寿司を握ろうの会のオファーもした相手だ。ただ予定が合わずで断られてしまった。しかしその予定も体調不良で白紙に戻り今は家にいるというのだ。この話はK.K君が我が家に来たタイミングで聞いた話だ。
 声を聞く感じだと元気そうではあったので、安心はした。そして電話を通じてA.M君と我々で少し対話をした。
 まずL.M君が「俺誰かわかる?」的なことを言い始めた。軽いクイズだ。A.M君とL.M君は普通に接点があり、どうやら一緒に普通自動車運転免許を撮りに行った仲でもあるようだ。だがA.M君は少し戸惑っていた。L.M君もちょっと寂しげな顔をしながら喋る。そして数分経ってようやくA.M君もL.M君が対話相手であることを理解した。続いてR.M君も同様に軽いクイズを行う。A.M君はまた戸惑う。なんなら今回の方が戸惑っている。自然と人力アキネーターが始まり、なんとか探り当てていた。
 A.M君はL.M君とR.M君が企画に呼ばれていることに驚いていた様子だった。意外な人選ではあったのだろう。自分でもそれは思うが。そのせいなのかA.M君がこんなことを言い放つ。「ちょっとそっち行こかな?」「風邪引いとんのちゃうんかい。」「いや、でもちょっとよくなってきたし」風邪は大丈夫なんやろかという心配はもちろんあるが、一回断ってやっぱり来るという展開、どっかで聞いたことあるなぁとも思ってしまい、変な気持ちになった。(参照↓)

 そして云々あって電話は終わりまた我々だけの雑談に戻った。

奴の行方

 実は雑談タイムのどこかで(詳しい記憶はない)消息不明の奴から連絡が来ていた。「やべー!!スヤッスヤやった! まだ集まってる? まじごめーーん!!」「まだおるよ、あんたの分まだ魚残してあるんで間に合いますよ」(原文ママ)後で詳細は聞いたがどうやら前日彼女の家に泊まっており、そこで昼寝してしまっていたようだ。何してんねん!と思う半面何かに巻き込まれてなくて良かったという安堵があった
 それから30分おきくらいに彼が連絡を入れてくる。内容を見るに彼女の家には彼女の車で行ったらしいのだが、(多分迎えに来てもらっただろう。)その車は彼女だけでない彼女の家族も運転するようでたまたま車が取られていたよう。だからすぐに来るのは難しそうらしい。歩いていけないこともないが相当時間がかかるということだった。私は「気長に待ってます」とLINEで打ち、彼の到着を気長に待つことにした。
 もちろん奴の当時の状態を来客たちに伝えた。遅刻要因に彼女が絡んでいたこともあってお年頃の子達は少し拗ねていた。

今回はここまで次回もお楽しみに!
※底にうどんが隠れてます

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