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自動車ブランドランキング2016

【はじめに】

ブランドコンサルティング大手の米インターブランドが毎年やっているランキングです。

2017年版も既に発表されていますが、せっかくまとめていたので総合100位以内に入っている自動車メーカーを紹介したいと思います。

1位 トヨタ自動車 (総合5位↑ 前年6位)

今や世界一のブランド力を持っています。

順位を上げてアジア企業で初の総合ベスト5入りを果たしました。

自動運転分野への積極投資も高評価でした。

世界の国々が内向きに傾倒する中、この逆境を日米貿易摩擦の時のようにバネにして飛躍するのか見ものです。


2位 メルセデスベンツ(総合9位↑前年12位)

世界最古のメーカーらしい強いブランド力を持っています。

自動運転に関しても他メーカーをリードしているので盤石です。


3位 BMW(総合11位-前年11位)

前年同様安定したブランド力を持っています。

去年はフォルクスワーゲンの排ガス規制不正問題が飛び火するという憂き目に遭いましたが強いですね。

4位 ホンダ(総合 21位↓前年11位)

タカタのエアバッグ死亡事故問題で、マイナスイメージが付いた他、リコールの多発や自動運転分野での出遅れが取り沙汰されて大きく順位を落としました。

少し前までは生産技術に力を入れていましたが、ここ最近の品質低下は深刻です。


5位 フォード(総合33位↑前年38位)

日本からは撤退してしまいましたが、順位を上げています。

SUV人気が追い風になってベストセラーのエクスプローラーが好調です。


6位 ヒュンダイ(総合35位 ↑前年39位)

日本撤退して久しいですが、じわりじわりと順位を上げています。

乗ったことが無いので商品全体の印象は分かりませんが、エクステリアデザインは格段に進歩していると思います。

日本のメーカーでも追い抜かれているところもあると思います。


7位 アウディ(総合38位↑前年44位)

去年フォルクスワーゲンの排ガス規制不正問題で本来はアウディも同罪ですが、アウディブランドはあまり着目されていなかったせいで順位を下げず、逆に上がっています。


8位 フォルクスワーゲン(総合40位↓前年35位)

排ガス規制不正問題のせいか、順位を下げています。

販売台数は中国市場が盛況で世界一位を取り戻しました。


9位 日産(総合43位↑前年49位)

日産は自動運転や電気自動車への投資が盛んで高評価です。

セレナのオートパイロットやノート e-POWERのシリーズハイブリッドなど、先進性のアピールは十分です。


10位 ポルシェ(総合50位↑前年56位)

初代ボクスター以降のポルシェは品質も安定していて、ラインナップも幅が広くなって顧客をどんどん広げています。

一時は他社の車を生産せざるを得ないくらい経営危機がありましたが、嘘のように好調です。


11位 キア(総合69位↑前年74位)

日本ではヒュンダイしか韓国企業が参入してきていないのでマイナーですが、北米ではヒュンダイに並び称されます。

ここもエクステリアデザインは結構前から優れているものが多く、日本企業を追い抜いていると思います。


12位 ランドローバー(総合78位↑前年87位)

インド タタ自動車傘下になりましたが、ジャガー同様飼い殺しにならず、うまく成長出来ているようです。

13位 ミニ(総合88位↑前年98位)

根強い人気です。

BMWが手に入れた他社ブランドの中でも飛び抜けた成長をしています。

BMWが長年続けてきたFF研究が結実した結果ですが、モデルチェンジで新鮮さが薄れているので、存在感をどのように堅持していくのか見ものです。


14位 テスラ(100位↑前年なし)

2016年はテスラ・モーターズ躍進の年でした。

オートパイロット中の事故死もありましたが、企業トップの個性が光る会社です。


【あとがき】

いかがでしたでしょうか?

アメリカの会社が実施したランキングなので、北米市場よりになっている傾向がありますが、ビッグ3のうちのGMとクライスラーが入っていません。

日本企業でもマツダ・スバル・三菱・スズキ・ダイハツが入っていません。

一方、韓国のメーカー2社は2社とも入っています。

新興のテスラがランクインしたのも印象的でした。

2017年版もそのうち載せたいと思います。

出典:よろず堂通信「世界企業ブランドランキング2016/トップ100に日本企業は何社?」
https://www.google.co.jp/amp/yorozu-do.com/brand-rankings/amp/?client=safari


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