見出し画像

新入社員、長野一人旅〜上高地・諏訪湖畔〜

さて、特急電車に揺られながら、車窓に映る景色を見ながら移動して、松本駅まで来た。

特急電車に乗っている時段々と外の景色、特に山の上の方に雲がかかっていくのを見た。
雲が近い、手を伸ばせば掴めそうなくらいなほど近いということは標高が高いということだ。
ただ電車に乗っているだけでは登っているのかは感じることができなかったが、外の状況の変化から知る事もあるのだなと思った。

そして、これから上高地へ向かうことになる。

最初に言うのを忘れたが、これは22歳社会人一年目の一人旅を主観的に書き連ねるものにしようかと思ったが、記録史料としても旅行経路も書こうと思う。

まず、私はペーパードライバーなので運転ができない。よって、今回の旅は交通機関と徒歩のみの移動である。
八王子までJRで行き、そこからネットで特急券を買いチケットレスで松本まで行く。乗車券は松本まではICカードである。

そこから改札を一度出て、紙の切符を新島々(しんしましま)駅まで710円で買う。
本当であれば上高地線で新島々駅まで着いたらそこから上高地かその手前の大正池までのバスの乗車券を購入するのだが、昨日の雨の影響か、途中で電車を降りてそこから上高地まで行くことになった。上高地までのバスは2000円程度だ。

上高地線の本数も少なく、観光客や「松本大学」で降りる学生が乗っていて行きの電車は東京の平日の通勤ラッシュが終わった頃くらいの乗車状況であった。

そして、割と歳が上の観光客?登山者?が多く、服装も山登りに似た、スポーティーな服装だった。
私はサンダルにTシャツというラフな格好で行ったが、疲れるのが嫌ならせめてスニーカーだけでも履いていくといいかもしれない。また、水辺に入るのであれば替えの靴も用意するといいだろう。



松本を出て上高地に着くまで約2時間かかる。
そして、私は上高地までの乗車券券を買ったが、大正池で降りることにした。バス内のアナウンスでも大正池を訪れたい人は大正池から歩いて上高地までのいくと良いと言っていた。
しかし、大正池から上高地までは1時間かかり、私の場合写真や動画を撮りながら歩くので結局2時間ほどかかってしまった。
本当なら、これも上高地まで行き、先に帰りのバスの乗車券を買って散策するのが良かったのだが、歩きで2時間かかるとは思っていなかったため想定外だった。

しかし景色は抜群である。

大正池
iPhone14pro
sony zv-e10 zoom lens

今回はsonyのカメラ(16mm-50mm、単焦点50mm)とiPhoneカメラ(13mm?)で風景中心に撮ってみた。そして、新しくアクションカメラを買い、一人称視点の動画と、水中の動画を何個か撮った。
どれも良さはあるが、一眼カメラの方が水の波紋が綺麗に写っているのがわかる。

AKASO GO
川。水中。

アクションカメラを首にぶら下げるメリットは両手を使える事だ。そして、何より臨場感があふれる。まるで森林の中を潜り抜ける兵士視点のようだ。そして水中も綺麗に捉えている。

地上から見える水のリフレクションを利用した写真も美しいが、水中から見える水面の反射も綺麗だ。

そして、道中は曲がり道が多く構図的にも美しいポイントがいつくかあったので単焦点レンズで撮った。


そして、歩くこと2時間。上高地の河童橋に到着した。
早速帰りのバスのチケットを買い、残り時間で写真を撮りに行った。川辺まで行く時間はなかったが、長野の有名なりんごの、お菓子のお土産とバスで食べる用のお焼きを買った。

家族連れや登山仲間、1人登山客、女子旅など様々な人が河童橋に集まっていた。河童橋近くにはホテルもあるらしく家族連れの中にはここに泊まる人もいるだろう。夜景もきっと美しいのだろうが、私は諏訪湖を見る予定があるため後にした。


移動だけでも2、3時間かかるのでそんなにウカウカしていられない。しかしながら、一人旅のいいところがあり、それは自分のペースで進めるということだ。他の人と行くと会話しながら歩いたり電車に遅れそうになったら急かしたりと結局気を遣ってしまうが、1人だと自分のペースでゆっくり歩きたい時は歩き、途中立ち止まってもいいし、電車に間に合うように急いでもいい。電車を逃したって少し落ち込む程度で、気まずくもならない。
実際次の日私は早朝の電車を逃し1時間次の電車を待つことになるが、空き時間にこうしてまた書くことができている。

ただ、どんなに絶景を見ても、美味しいものを食べてもそれを分かち合う人がいないのは少し寂しさは残るのだ。

さて、お目当ての諏訪湖周辺、上諏訪駅に到着した。今回は夕暮れから日の入りの時間を狙っていた。諏訪湖を一望できる「立石公園」というところに行きたかったのだが、割と地図上では遠く、タクシーを使うか迷ったが、登りだけ初乗り料金で行くことにした。駅からは2kmくらいで大体1500円くらいだった。

タクシーの運転手の方もあのアニメ映画の影響で立石公園に連れていく回数が増えたと言う。登りは特に。

そして、到着した。

そこには駐車場ほぼ満車の公演があった。人も多く、写真を撮る人が多かった。

最初は空が曇っていたが、夕日のオレンジの光が強く光り始めた。

諏訪湖

やはりアニメの完全再現は難しかった。他のアニメの聖地巡礼も何度か行ったが、完璧な構図の模倣は現実的に難しい場合が多い。

1番最後がかたわれ時に近いだろう。

本音を言えば、雲が3割くらいあって天気は快晴、日が落ちて30分のマジックアワーと呼ばれる紫色の空を撮りたかった。

しかし、絶景と聖地が見れたので十分である。

今日の工程は済んだので長野のグルメ、蕎麦を食べて、宿に向かった。

白味噌を使った那須の田楽とサクサクの食感の天ぷらをいただいた。


宿に向かっていると、地元の人たちが湖畔沿いに集まり始め、宿と反対方向に向かっていった。
宿についてすぐフロントの方に「もうすぐ10分間花火が上がりますので早めに見るなら行かれた方がよろしいかと思います!」と言われ、今年もまだ花火を見ていなかったなと思い、急いで部屋に荷物を置いて私も湖畔に向かった。

1枚目はsonyだが、それ以外はiPhoneのナイトモードで撮影したものだ。
やはりどちらも光量が少ない夜の撮影は難しいが、夜景はiPhoneでの撮影の方がいいのかもしれない。動画に関してはどちらも取れていたが、綺麗さで言ったらsonyの方が軍配が上がると感じる。

思わぬ花火というイベントもあり、今日は想像以上に充実した。

最後に水の滴る様子が綺麗に写ったセルフポートレートの写真で1日目を締めくくりたいと思う。
また、明日は白馬に行くのだが、電車に乗り遅れるところから続きをまた綴ることにしよう。

上高地 梓川(あずさがわ)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?