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【読書メモ】『ファンベースなひとたち』(佐藤 尚之・津田匡保著)

■背景

●以前、『ファンベース』(佐藤 尚之著)に関する書評(図読)をnoteで公開しました。noteの記事の中では、私が保有しているビジネス書約1500冊の中で、『ファンベース』という本が、最も感銘を受け、最も事業・仕事・業務に直結して役に立ったナンバーワンの本であると書かせていただきました。

●『ファンベース』が出版された当時、私は格安スマホ(MVNO)の責任者をしていました。競争が激しい携帯電話市場の中で生き残っていくために何をすべきか、四六時中考え、悩み、もがいているときでした。そのような中、『ファンベース』という本に出会い、自分たちの考え方・方向性は間違っていなかったということ、その方向性を確固たるものにするためには、何が足りなくて、どういった工夫を付け加え、どういうことに注意すればよいかということ、そして、「ファンベースを楽しむこと」や「ファンベースをポジティブに捉えるための言葉」を思い出すことで、自分たちも楽しみながら、元気に前向きに色々な施策を進めることができました。

■今回の書評本:『ファンベースなひとたち』

●今回ご紹介するのは、株式会社ファンベースカンパニーの佐藤 尚之会長(さとなおさん)と津田 匡保社長の書かれた
ファンベースなひとたち ファンと共に歩んだ企業10の成功ストーリー
です。

●本の中には
「ファンベース」のエッセンスを集中講義
「ファンベース」を色々なブランドで推進してきた「中の人」の実事例マンガとインタビュー形式で分かりやすくリアルに
「読売巨人軍」「カゴメ」「レタスクラブ」「ネスカフェ アンバサダー」「mineo」「ユーグレナ」「ADDress」「イケウチオーガニック」「スープストックトーキョー」「里山十帖」の10事例分が掲載されています。

書籍『ファンベース』と『ファンベースなひとたち』の2冊の違いとしては、ファンベースの理論編は書籍『ファンベース』に、それを実際に各社で「やってみた系」の実践編は書籍『ファンベースなひとたち』に書かれてあり、お互いは姉妹本のような関係です。

●そして今回、何と、私自身がMVNOのときにファンベースに取り組んでいた実事例を、10の成功ストーリーのうちの1つとして、書籍に取り上げていただきました。自分のお手本にしていた『ファンベース』の本に、日本全国の名だたるブランドと並んで取り上げていただき、本当にありがとうございます。感無量です!

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「ファンベース」は、これからの少子高齢化社会、成熟社会、情報爆発時代には必要不可欠な考え方だと思いますし、どのような業種・業態であっても、会社でもその他の組織・団体でも、幅広く活用できる考え方だと思います。

●教科書的な内容だけでなく、実際に10ブランドで考え、悩み、もがいてファンベースを適用・推進してきた生の姿・生の声を『ファンベースなひとたち』の書籍から感じていただき、少しでも皆さんの事例のヒントになれば幸いです。

以上です。

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