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動画、音声はスピード重視のデータ転送 

動画、音声をInternetで観たり聞いたりしていると、「抜け」たり「とんだり」することがある。これは、データを送受信する時にも通信は、このような事象が発生しても再送要求をせずに継続して通信を行っているからである。これは、スピード重視で送受信しているOSI参照モデルのトランスポート層(4階層)のUDP:通信プロトコルを利用しているためである。ちなみにError発生、Packet Lossしたときに再送要求しているのは、同じトランスポート層のTCP:通信プロトコルになる。Online Meetingでよく使用しているZOOMの画像、音声も通常UDPを利用している。ただ、画面共有はTCPを利用することも可能である(設定変更可能)。人に例えると、講演などは一方的に聞いてて、聞きとれないなどあっても話を戻すことはない(ある意味UDPかも)が、少人数のMeetingでは、聞き漏らしたら、再度聞き直すなど、相手に要求することがある(ある意味TCPかも)。シーン、Data特性によって求める要求がスピード重視、または正確性、どちらを選択するのかが決まっているように思う。 日常発生している事象を少し深掘りするとNetworkの構成、Architectureなどを知る切っ掛けになるね。

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