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なぜその言葉を選んだのか裏を探る

人には言葉をそのまま額面通りに受け取るタイプの人と、言葉の裏を探るタイプの人がいます。私は心がひねくれてるのか、完全に後者のタイプです。

今日はそのお話です。(以前 note に額面通りにすら受け取れない人の話をしましたが、それはまた別のお話)

※本当はもっと深い部分もあるのですが、今日は分かりやすい例を2つだけあげます。

例その1

ダイエットサプリなどを中心に良く見かける売り文句で

利用者の 93% が結果に満足いただいています!!

といったものがあります(数字は適当です)。

このような場合に「ほぅ、それは安心できる情報だ。品質が良さそうだ」と感じる人は額面通りに受け取るタイプの人です。

ちょっとだけひねくれてる人は「質問の仕方でどうにでも調整できるんじゃないの?」といった斜めからの視点で見ます。

ですが、私はもっとひねくれてるので、そのまま受け取ることが出来ません。

私の場合、ここで気になったのが「利用者」というワードです。

93%という数字を取るためにどのようなアンケートを取ったのだろう?という点です。

おそらくここでいう「利用者」は無料の試供品を使ってみた人などは入らず、無料の試供品を使って効果を感じて有料の製品を購入した人です。なので「利用者」。もっとひどい場合は「会員登録をして定期購買をしている人」だけにアンケートを取ったのかもしれません。そして、有料の製品を買ってから月日が経った人にはアンケートは行わない(行ったとしても返ってこない)ので、今、使ってる人を「利用者」と定義すると思います。そう考えると 93% って数字は妥当ですよね。効果があるから継続して購入している、満足していないなら購入しないと思います。

他に製品に満足しているかどうかのアンケートを取る方法って無いと思うんですよね。そう考えると極めて「妥当」というか。。

ひねくれてますかね?

例その2

次は意識高い系コンサルなどを中心によく見かける売り文句です。

成功者ほどコンサルを使いたがる3つの理由

この場合、「成功するためにはコンサル使うといいのか」「3つの理由ってなんだろう?」となる人は額面通りに受け取る真っ直ぐなタイプの人です。

3つの理由が気になるタイプの人多いですよね。最後に言いたいことを持ってくることで定義をぼやかしたい部分をごまかすパターンです。

私はひねくれてるので、ここでも「成功者」の定義は?となってしまいます。自信があるならもっと具体的な言葉を選ぶはずだと。

意識高い系コンサルが定義する「成功者」とはもしかしたら、「脱サラすることでサラリーマン時代の収入を上回った人」かもしれません。「(借金があっても)気持ちにゆとりができた人」かもしれません。上の額面通りに受け取った真っ直ぐな人は「上場企業の社長相当の人」を想像してたりしませんでしたか?成功者の定義は人それぞれです。

上場企業の社長が対象であれば、具体的に「上場企業の○%がコンサルを使いたがる~」と書けばいいのに、そう書かないのはぼやっとさせたいからです。

そう考えると、この人は「コンサルを使いたがらない人」には意見を聞いてないと思います。

「コンサルを使いたがる人」がコンサルを使って何かに結果が出た時にそれを「成功」と呼んでいるパターンというのが妥当のように感じます。

ひねくれてますかね?

ここから本題

実はここからが本題です。

人はつっこまれたくない情報(自信のない情報)ほどぼかして大きく言います。そして頭のいい人はこれらを先に伝えた上で、具体的な言葉を後ろにくっつけて意識をそちらに持っていかせます。

これは説得のセオリーです。ひねくれとか関係なく、説明の王道です。

コピーを作る時は、より自信のある具体的なものを出来るだけ最後の方にもってくることで、多くの人に伝えたいことを伝えられます。

みなさんも使ってみるといいと思います。

ところで「サニーバンク」の説明ってそうなってますかね?

チェックしてみてください。

まとめ

なぜその言葉を選んだのか、自信がある部分は何か、自信がない部分は何か、人の文章、自分の文章、あらためて見てみると面白い発見があるかもしれません。

少し深く考えてみましょう。


というところで、今回はここまで。

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