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日本最西端の地衣類

地衣類の存在を知り、自分がいかに世界を知らないかに衝撃を受けて約1年。地衣類観察がライフワークになりそうです。発表の場は、Facebookの地衣類ネットワークスクールですが、濃いクローズドのコミュニティーですので、noteでも広く紹介していきます。

ただし専門家ではなく一愛好家ですので、種の同定は私の師匠(後述)に確認済みのものを基本としますが、勉強のために私の推定を載せる場合もありますので、正確性には期待しないでください。また、記事ごとに追加情報があれば更新していきます。

地衣類は菌類と藻類やシアノバクテリアとが共生している生き物です。岩や樹皮上に付いて生活しています。沖縄には平べったいペンキのような痂状地衣類が多いですが、日本本土では樹状や葉状地衣類が目立つかもしれません。サルオガセやウメノキゴケなど。

与那国島で見たのは、いずれも痂状地衣類。痂状地衣類は種を同定するのが簡単ではなく、子器(キノコの傘のようなもので胞子を飛ばす器官)などの形状や、UVライトをあてたり、試薬を垂らしたりして色の変化をみたりして判断します。それでも難しい場合は、採集して顕微鏡で断面の形状や胞子を見たり、遺伝子解析などで同定します。ここまでくると研究者にお願いするしかないです。

私は、facebookの地衣類ネットワークスクール(どなたでも無料で参加できます)に入って、山本好和秋田大学名誉教授に教えをこいながら、地衣類観察をしています。
http://jlichen.com/

2024/2/5 15時頃 与那国島 西崎
別件で訪問して時間がなかったので、マクロ撮影は無し。

岩上の痂状地衣類
拡大したもの 左から2番目や1番右の黒い丸が子器
種がある程度わかったのは、1番左のキクバゴケ属だけ


2024/2/5 14時頃 与那国島 与那国町与那国 樹皮上の痂状又は葉状地衣類
樹皮上に貼り付いている地衣類は、街路樹にもよく見かけます。

樹皮上の地衣類

残念だったのは、のちに西崎の最西端の碑周辺の樹木(椰子の木)に沖縄大学のゲッチョ先生こと盛口満さん発見の新種のヨナグニダイダイゴケとリュウキュウダイダイゴケ(地衣類ネットワークの『先島諸島の地衣類』に掲載)が見られたはずというのを、山本先生から伺いました。次の機会で見たいですね。

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