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フリーランスがアシスタントを雇ってみて pt.01 募集編

2011年から制作会社を3社ほど経験して2017年にPLANTという屋号を引っ提げ独立をした私です。

2021年の夏頃から個人事業主の状態でアシスタントを雇ってみたのですが、言葉の通りアシストをしていただく以上に学びが多く、今後振り返れるように記事にまとめていきます。

長くなりそうなので何編かに分けて記事にしていきます。

独立からありがたいことに継続的に仕事をいただき、自分ひとりでは回らなくなると危機感を覚え始めた2021年。思い切ってアシスタントを募集することにしました。

当時募集した要項はこちら💁

私が就職活動を行っていた頃、各社の募集要項を読んでも給与面が「能力に応じる」的な濁し方をされていたり、社員は10名なのに会社案内には外部のパートナーさんやアルバイトさんを含んだ数で計上していたり、企業の像がはっきり見えないことが多かったです。

はっきりしない状態で書類が通り面接をしても実績から読み取れない会社風土のギャップを感じたり、希望しない給与だったりと、本来、要項時点でお互いの希望の齟齬を防ぐことができたはずなのに、不毛な時間を使ってしまうことがあります。

企業としての責任や危機管理など様々な要因から上記のような要項になると考えられますが、私が募集する際は、デザイン業務と並行して私が採用担当で教育係で全部1人で採決しなければなりません。

限られたリソースではひとつひとつの面接の時間も貴重です。
そのため、募集要項はとにかく素直に書いて応募する方との齟齬が発生しないように努めました。
(ていうか提示できる給与が低いのでせめて素直でいることしかできない...)

待遇は正直言って良くない上に募集しているのは何の保証もない個人事業主というのにも関わらず、結果、7名の方が応募してくださいました。
(勇気を振り絞って応募してくださり改めてありがとうございました。)

すでにクリエイターとして活躍されてる方、デザインを学んでいる学生さん、セカンドキャリアとしてデザインを選んだ方など様々な方が応募してくださいました。

どの方も能力やスタンス、成長への意欲が強く非常に悩みましたが、捻出できる予算では1名だけが精一杯です。

能力やスタンスから選ぶのは難しいので、私と近しい境遇の方を選出しました。
過去に私が悩んでいた境遇や壁にぶつかっているので、私なりの乗り越え方や回避の仕方を伝えられると考えました。また、その方は自分で何とか作品を生み出すというパワーがありました。

昨今、様々な技能がネット上から学習できます。とてもいい時代ではあるのですが学習の先にある自分で表現したいことを見つけれる人は少ないと感じています。
この方は見つけている。または見つけようと試行錯誤していると感じました。

能力、スタンス、成長意欲、作りたい気持ち、似ている境遇
この5つの要素を持ったのが、現在アシスタントをしてくれている高橋尚吾くんだったのです。


つづく

次回、フリーランスがアシスタントを雇ってみて pt.02 手探り編

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