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「アーデモナイ・コーデモナイ…」はなぜ起こる?(デザイン・初級編)

デザイン制作中、自分の中で「アーデモナーイ・コーデモナーイ」とグルグルしていたり、提出すると「アーデモナーイ・コーデモナーイ」といろんな人からいろんな意見が飛び交ったり、とデザインがなかなか定まらない・・・。
なーんてことが起きちゃってる場合に、何が原因でどう対処できそうかをちょっと整理するために書きました。

原因は大きく2つあるかと思います。それぞれに対して詳しく書いていきます。

1. 大前提の認識が合ってない
2. 手段が目的を達成できていない

1. 大前提の認識があっていない

あなたが今作っているデザインの目的は何でしょうか?

もし答えられなかった場合は、一度手を止めて目的を整理してみることをおすすめします。なぜなら、決定の軸が定まってない状態でソリューションのイメージが出てしまうと、みな各々の主観で議論が始まってしまい「アーデモナイ・コーデモナイ状態」に陥る可能性があるためです。もしくは、あなた自身がゴールが見えず「アーデモナイ・コーデモナイ状態」に陥ってしまう危険性もあります。

さて、なぜこの「アーデモナイ・コーデモナイ状態」が起きるのか。大きく2つのパターンがあるかと思います。

1. 「解決すべき課題・目的」が関係者間で認識合わせ、合意が取れていない
2. デザインする本人がキャッチアップできていない状態

で進めてしまっているということです。

課題と目的を整理しよう!

必要な情報をキャッチアップできていない場合、何が分かっていないのかを整理する。
整理もせずいきなり「教えて下さいー!」と相手に聞くと、相手はどんな情報を提供すればよいか分からないですし、自分も欲しい情報が得られているのか分かってないので、お互いに使わなくてよい時間を使ってしまう可能性があります。なので、先に自分が何を知りたいのかを明確にしてから、確認しにいくのがおすすめです。

次に、「解決すべき課題・達成すべき目的」が関係者内で認識合わせ、合意が取れていない場合。この場合は、自分で課題や目的を整理してみんなの認識を合わせに行きましょう!

いきなり手を動かす前に、課題と目的を整理&認識を合せる

2. 手段が目的を達成できていない

そのデザインは、目的を達成できていますか?説明してもらえますか?

説明していて、なんか論理的に破綻してるなとかなんかうまく説明できないなと気づけたらOKです!

突っ込まれないデザインがいい(ひと目で納得)みたいな話もあるかと思いますが、どんなデザインにも考えた人の中に目的を達成するためのロジックがあるはずです。説明ができないデザインは、なんかよく分からないデザインっぽい何かです。

聞かれないかもしれないけど、聞かれたらなんと答えるかを想定しておく。例えば「達成したい目的は〇〇です。ですが、現状△△な課題があるのでここをこうすることで、〇〇ができるようにしました。」的な感じで考えています。

この時、作り手としての目線だけでなく、使う人の目線(気持ち)、クライアントの目線(気持ち)などいろいろな人の目線(気持ち)で見れると、より良いデザインにブラッシュアップされると思います。

もし、自分が理解しきれない目線、例えばクライアントの目線が分からない場合は、一番詳しいPdMにフィードバックをもらうとかしても良いと思います。きちんとフィードバックをもらうためにも、デザインを説明できる力があった方がいいと思います。

なぜそのデザインなのか、説明ができるようにする。
いろんな人の目線(気持ち)で見れると尚良し!

まとめ

3つのポイント
・いきなり手を動かす前に、課題と目的を整理&認識を合せる
・なぜそのデザインなのか、説明ができるようにする。
・いろんな人の目線(気持ち)で客観的にデザインを見れると尚良し!

最初は、整理したら違うよ!って言われたり、説明がうまく言葉にできなかったりして「ワイはこういうの苦手なんや〜(泣)」と何度も壁にぶつかると思います。でも、繰り返すうちにだんだん整理や言語化のコツを掴んで自分の中でフレームワークができてくるので、確実にスピートと質が上がってくると思います。

そして、より早くスキルアップするコツは、まずは素直にフィードバックを受け入れることです。ただし、言いなりになるのとは違います。ちゃんと噛み砕いて落とし込んでいきましょう。落とし込むのが難しい場合は、壁打ちできる相手を作ってフィードバックを貰えるようにするといいかと思います。


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