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5泊6日車での九州旅 1日目 友人に会い、大分、宮崎グルメを楽しむ


先日、家族と二人で九州旅へ出た。
転職を控え有休消化中の家族を誘い出し、私が全ての旅を計画をし、車も運転する旅だった。

旅程表は次の通り。

1日目 福岡→大分→宮崎 宮崎泊 約5時間ほどの運転

2日目 宮崎→鹿児島 鹿児島泊 約2時間半ほどの運転

3日目 鹿児島→高千穂→熊本・阿蘇 阿蘇泊 約5時間ほどの運転

4日目 阿蘇→熊本 熊本市内泊 約2時間ほどの運転

5日目 熊本→長崎 長崎市内泊 約3時間ほどの運転

6日目 長崎→福岡 帰宅 約4時間ほどの運転

福岡出身の私からしても、九州は魅力に溢れた県ばかりだ。

食べ物、観光はもちろんだが、何より私は九州の大地とどうも相性がいい。
家族は初めてだが、私は以前ひとりで訪れたことがある場所ばかりなので、家族に紹介するつもりの「シェア旅」だ。

それにしても、この旅の準備はあっという間に出来上がった。
そして、この準備が私にとってはとても楽しい。
調べて、検討し、調べて決定する。
準備段階から、未来の旅を想像してワクワクするのだ。
旅の準備がめんどくさい、人についていくほうが楽、という人が実は世の中に圧倒的に多いということに、最近気づいたので、これは一種の才能と言ってもいいのかもしれない。
私にすれば、行きたくもないところに連れて行かれるよりは、自分で大まかな計画を立てが方がいい、というだけなのだけど。

今回のホテルの選び方、食事の場所、観光場所はもちろんだが、それ以外の注意点など細かい点も書いてみよう。
九州旅行を計画中の方の参考になれば、嬉しい。

1日目

友人に会い、とり天を食べるために大分へ



天気は曇り空。
朝8時半に家を出て、レンタカーを借りに行く。
随分と前に予約をしていたから、軽自動車の予約が取れた。
最近の軽自動車はかなり性能もよく、何より高速代とガソリン代が安くなるのが嬉しい。
車にこだわりがある人は、「軽なんてとんでもない」というだろうが、私は全く構わない。
今日のレンタカーは、黒のワゴンR。
運転席も高めなので、運転はしやすい。

そして最近の軽自動車の進化もすごい。

トンネルに入ると、自動でライトがつく。
バッグの中にカギを入れていれば、ボタンひとつでドアの開け閉めができる。
車庫入れの際の映像も出る。(実は私はほぼ使わないが)
さらにこの車はハイブリッド車だったので、ガソリン代が安く終わった。

早速自宅に向かい、家族と荷物を合流させて出発。
大分駅に向かう。


ここで、長年の友人に会うこと、そして「とり天」を食べるのが目的だ。
家族は何よりとり天が大好き。
しかし、本場のとり天を食べたことはないので、どうしても食べたいと
いう希望だった。

天気は曇り。
気温は10度から13度くらい。
真冬の服装ではないが、春でもない、という、服装で出かけた。

カーキのカーゴパンツに、デニムシャツ、その上に年代物のジャケット。「ジャンバー」と言った方がいいようなものだ。一応ブランドものなので捨てられず、こうして時々活躍させている。
そして、スニーカー。

人に会うと言っても長年の友人ばかりなので、大好きなデニムで行きたいと思う。

雨はほぼ降らなかったので、運転はしやすい。
現在東九州自動車道が大分まで行っているので、かなり大分までの所要時間は短くなっている。

用意してきた水筒の中に入っている、スタバのフレーバーテイを飲みながら、bluetoothでつないだ、90年代音楽を聴きながら、快調に運転していく。

ナビとETCのおかげで、車の旅も本当にスムーズになり、ありがたい。
まずは、安全運転で決してスピードは出しすぎない。

途中立ち寄ったパーキングエリアは、「別府湾パーキングエリア」


別府湾パーキングエリアからの眺望


海が見え、ドッグランもあるパーキングエリアだ。
遠くは四国まで見える、見晴らしの良い場所からしばし景色を眺めるが、何しろ寒い。。。
風が強くて、以前快晴の時に来た光景とはかなり違ったのは残念だった。
そのパーキングエリアのお土産コーナーで目に飛び込んできたのが、これ。


目に飛び込んできた、すごいインパクト

大分県中津市は、福沢諭吉の出身地。
間も無く諭吉さんは、1万円札での役目を終えるが、面白いので買ってみた。
休憩後再び、運転再開。
平日なので、車は決して多くない。
ストレスのない運転が続く。

別府湾から大分は、特急電車でも一駅くらいなので、あっという間に大分市内に入り、見慣れた大分駅が現れる。
記憶によればそのすぐ横に駐車場入り口があった。
そして、その記憶通りに駐車場は存在した。

車を入れ、駅構内の「豊後茶屋」に急ぐ。
ちょうどお昼時だったため、少し行列ができていたが、10分ほどで入れた。
オーダーしたのは、「豊後定食」


これで、1250円


とり天はもちろん、もう一つの名物の「だご汁」が付いている。
とり天は上げ具合が絶妙で、カリカリした衣と中の鶏肉が素晴らしいマッチング。

だご汁は、小麦粉で作った平打ち麺のもう少し太いような切りっぱなしの麺が入っている。
お野菜は、大根、牛蒡、にんじん、その他に油揚げが入っていて、豚汁のような感じ。
九州は食べ物も美味しいが、実は量がかなりたっぷりなのが気に入っている。
「美味しいね、美味しいね」と何度言いながら食べただろうか。

食事が終わって、家族としばし分かれて私は友人との待ち合わせに向かう。
私の方が少し早く到着し、待っている間に、「5年くらい会ってないから、どんな感じになってるんだろう」と、少しの不安があった。


待ち合わせのアミュプラザ スターバックス大分駅付近に会ったデイズニーストアのデイスプレイ

すると、向こうが先に私を見つけ、ハグする気満々で手を長く伸ばしてきた。
「わー」
「わー」
「久しぶりー」とお互いに、ぎゅっとハグをする。

心が暖かくなる。こんなに暖かく迎えてくれる友人に心から感謝した。

目当てのスターバックスは、お昼時のため満席。
そこで、場所を変え「Niko and・・・」が運営するカフェへ移動した。

話は尽きない。
お互いに持ってきたお土産を交換し、友人からは「世界一周」について
たくさん質問を受けた。
実はこの友人も、元客室乗務員。さらに、留学経験もあり、
外資系の客室乗務員経験者でもある。

パッキングの話になり、私がわずか機内持ち込みスーツケースと
リュックと、ショルダーバッグで48日間世界一周に行ったというと、
驚いていた。
そこで、秘訣の「圧縮袋」を教えておいた。
実は、この圧縮袋、以前のものから随分進化していて、100均でも買えるのだ。
大事なのは、袋の下の方に穴が空いているものを買うこと。
そうすれば、袋の上部部分をしっかり閉じた上で、くるくるっと袋を巻いていけば、袋下部から空気が抜けていき、3分の1くらいまで圧縮できる。
よかったら、試してみてほしい。

友人は全く変わっておらず、二人が話せば話すほどテンションは上がっていく。
「ああ、いい波動が出てるな、波長が合うってこういうことだな」とわかる。

あっという間に時間が過ぎ、また、会おうねと約束して別れた。

家族と合流し、宮崎を目指す。
案外時間がかかるので、(3時間弱)途中あまり休憩はできないなーと
思っていたら、本当にほとんど休憩はできない道路だった。

途中延岡まで無料区間があり、その区間には「道の駅」の案内がとても多い。
考えたら、無料区間だから道の駅で降りればよかったのだけど、なんだか損をするような
気がして、結局立ち寄らず、カーナビに「運転して2時間が経過しました。休憩しませんか」と言われる始末。
今のカーナビは、優秀です。

ようやく「川南パーキングエリア」に立ち寄った。
ドリンクを購入し、フラッと店内に入ると、いちごのオンパレード。おそらく地元の農家さんが栽培したイチゴが、少し形が不揃いの物を安く売っている。
これは一パック250円!!
早速車に戻って食べたが、甘い。
形なんていいから、甘いのが一番!!



サービスエリアで購入したいちご

パーキング、サービスエリアも色々と工夫して、進化しているのがわかる。
何よりお手洗いが綺麗。


さりげなくお手洗いにお花が飾られている日本の文化、大好きです


おそらくパンデミックの間に、改装したところが多いんだろうな、と思う。
「全ては良い方向へ」
これは、人間の習性なのかもしれない。

宮崎へ


そしてようやく宮崎市内へ。


fフェニックスは、宮崎の県木」


宮崎は大好きな場所なので、市内に入った途端「I love Miyazaki!!」「Thank you Miyazaki!!」と、ハンドルを握りながら、何故か英語で叫んでいた。
宮崎が持つ開放感が、私の心を解放するのだ。

今晩の宿は、私が客室乗務員時代にステイ先となっていたホテル。
宮崎観光ホテルだ。



ホテルロビーには、”キャンプ王国 宮崎”に相応しく、巨人軍や侍ジャパンの選手たちのサインがずらっと並ぶ さすが、老舗ホテルだ

私が現役時代には、宮崎観光ホテル以外のホテルはあまり存在しておらず、そのため少々高くてもかいしゃ宿泊先にしてくれていたのだと思う。
今は、おそらく違うホテルになっているだろうし、「みやかん」(そう呼んでいた)も改装し、温泉も設置され、大型バスが観光客を連れてくる一大ホテルになった。
そのホテルに、久しぶりに宿泊しようと、予約していた。
駐車場一日1000円。街中に出るのも、徒歩圏内で便利。
目の前には大淀川が流れている。

部屋も広いツインルームだったが、部屋の写真を撮り忘れたので、
最後にホテルのホームページリンクを貼っておきます。

*****

宮崎での食事



荷物を置いて、途中パーキングエリアから予約していた居酒屋に向かう。


夕焼けが本当に綺麗だった
宮崎一の繁華街、橘通


宮崎に来たら絶対に行きたい居酒屋だ。
徒歩15分くらいで、宮崎一の繁華街橘通りにある、「いごこちや あんばい」に到着した。



5年ほど前にたまたま見つけた居酒屋が、実はかなりの名店だと、後から知った

「いらっしゃいませ」と、大将と女将さんが声をかけてくれる。

この二人のコンビも素晴らしい。

以前はここに修行中のお嬢さんもいらしたが、今はおそらく他店で修行中ではないだろうか。
以前3回ほどきたことがあり、その時にそんな話を聞いていた。

カウンター席へ案内される。

すでにカウンターは、半分は埋まっている。予約していてよかった。
このお店は2階、3階まであるのだけど、次から次へお客さんが来て、「お2階へどうぞ」「3階です」と大将が案内を続けている。まだ、火曜日の18:30だ。
そして、1時間ほどでカウンター15席ほどは満席となった。
すごい居酒屋だ。

そして、この居酒屋に来る一番の理由をオーダーする。

幻の焼酎と言われる、森伊蔵。


ロックで注文し、私の横に瓶を置いてくれた


それがなんと500円で飲める!!
それを忘れられなくてきたのだが、660円に値上がりしていた・・・
それでも、あの森伊蔵が600円なんて、多分信じられないだろう。
大将は「間違いなく森伊蔵だよ」と言わんばかりに、私の目の前に森伊蔵のボトルを置く。

実は、私は焼酎は苦手だ。

というより、お酒もあまり飲めない。
最初のシャンパン一杯や、ハイボール一杯で十分に酔える、コスパのいい人だ。
しかし、随分前に初めて森伊蔵を飲んだ時、「なんて美味しい焼酎なんだ」と心から思った。
それ以降、JALのファーストクラスに乗ると、森伊蔵が飲める(もちろん無料)を知り、国内線でファーストクラスに乗った際には、「森伊蔵をロックで」と、いかにも飲めそうにオーダーをしているが、私が飲めるのはたった一杯だけだ。

だからこそ、ここに来て、安くて、大好きな森伊蔵を一杯だけ飲んで、さらにお料理も本当に美味しくてボリュームがあるので、大満足なのだ。

実はこの店は、宮崎の飲食店では知らない人はいない、というくらいに有名らしく、私はたまたま通りかかって、「良さそうだな」」と思って入ったことから、当時一年に一回あった宮崎出張の度に、旅で訪れた際に、必ず立ち寄っている。
おそらく後悔はしない居酒屋だと思うので、宮崎に行った時にはぜひどうぞ。


右上が、森伊蔵のロック
お刺身盛り 2000円
鰻巻
味噌つきおにぎり
伊勢海老のコロッケ!!伊勢海老の身がぎゅっと詰まった、絶品でした

私は宮崎が大好きだ。

太陽が燦々と降り注ぐその天候
人柄
空気
街のレトロ感

全てが、好きなのだ。
私は各地を旅しているが、これは完全に私の趣味であり、私と土地との相性なのだなーと思うのだけど、自分に合う土地を見つけるってとても大事なことだと思っている。
いつか、作家としてお金をいただけるようになったら、2週間くらいワーケーションで宮崎に行き、宮崎を舞台に小説を書いてみたいと思うくらいだ。

いや、これからも宮崎はできれば一年に一回は訪れたいところだ。

地方の書店で見たランキング



お腹がはち切れそうなくらいに食べたので、腹ごなしに歩く。
蔦屋書店に行ってみよう、ということで、売れ筋の本を見て回った。

たくさんの本がある中、売れているのには理由がある。
この一地方都市の本屋のランキングはやはり東京などの書店とはちょっと違う気がした。

多くの人が困っていることについて書かれている本、そして歴史物が上位にあった。
さらに文芸では、インフルエンサーがテイックトックなどで知らせて、40年も前の外国作品が2位にいるなど、地方色豊かだと思った。
今後、地方の本屋のランキングも掲載できたらと思っている。

ホテルに戻り、温泉を堪能し、執筆をして1日目は終了した。

私がやっぱり宮崎が大好きなんだ、と再確認した旅であり、家族はその食べ物のおいしさに感動していた。

明日はさらに宮崎の魅力を、味わい尽くそう、と計画している。


大分でのとり天

豊後茶屋(大分駅構内)


宮崎での宿泊


宮崎観光ホテル



宮崎での食事

いごこちや あんばい


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