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変化を活かせばいい


若い人と話をしていて、気づいたことがある。

私自身若い時は、都会に住んでいるのが好きだった。
都会の方が刺激的で、楽しくて、面白いことがたくさんあると思っていた。
さらに、面白い仕事もあると思っていた。
学生時代に、カメラマンに雇われ、外国人モデルの通訳のアルバイトをしたことがあるが、そんなアルバイトは地方ではまず経験できなかった。
だからこそ、都会にいる意味があると思っていたのだ。

時は流れ、今は都会にいる方が、刺激が多すぎて落ち着かないと思うようになった。
ところが、若い人たちと話をすると、やはり都会を好む。

この違いはなんだろう、と考えた。

それは、年を重ねることによって、慌てず、焦らず、ゆっくりやっていいじゃないか、という気持ちに私自身が変化していることに気づいた。

あらゆることを経験してきているからこそ、あわてる必要がなくなってしまった。
しかし、若い人たちはまだまだ未経験のことが多く、だからこそ刺激が必要だし、
迅速に経験したいのだろう。
つまり、体内時計の速さが違うのだ。

その体内時計の速さの変化に応じて、住む場所を決めたんだな、と3年前を振り返った。

住む場所はみんな選べる。
生まれた土地が本当に好きな人は、そこに住み続けるだろう。
家を買った、家族がそこにいる、という理由でそこに住み続ける人もいるだろう。
しかし、もし自由な身であれば、いつでも、どこにでも住む場所を変えることができる。
都会が刺激的すぎだと思えば、地方に移住すればいい。
私自身、3年前に地方に居を移したのも、体内時計の速さの変化に合わせたのだ。

実は、この体内時計の速さが変化したことも、住んでいる場所に違和感を感じることも、全て「自分の心の声を聞く」ことになる。

人は本質的には変わらないが、体も感じ方も、心も変化する。
その変化に気づき、その変化に応じて自分が居心地の良いように変えていくことが、幸せだなーと感じる方法ではないか、と思っている。

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