見出し画像

純情

君に捧ぐ

生まれた時から 瞳
淡い灰色

道を探して 生きる道を

僕は困難に出会い 十分苦しんで 果てを求めた

あの時 あなたに出会わなければ
ここにいない


砂浜に立って 風を見る
貝殻の声
透明な石の音楽
唐突な雨 蘇った 記憶

瓦礫の中から
咲いた花を摘み取って 
あなたに届けた


もうそれで 振り返ることもせず 今

僕は
あなたのぬくもりの中で 
生かされることを知り

もう
迷わず 信じることを
知った

宇宙という空に どれだけの星が 眩しくても
君という 存在には 勝らない

地上にある 美しいものの全ても
君という 存在には 及ばない


カナリヤが鳴いて 朝を告げ
窓に たゆむ 夕陽を愛でて
漆黒の夜が来ようとも 

そう
夜の中で 輝ける 一筋の光

これが僕の 生きる喜び



どうしようもない 愛が うまれる



2024/01/28 teo 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?