風が奏でる　草笛の
みたことのない　光のロンド

あなたは　美しい装いで　街を歩いてた

誰もが振り返り　何度も　あなたを見て
どこへ行くのか　あなたを見守った

あなたは　僕を探してる
あなたは　僕のところへ　

僕を求めて　まるで　重力に逆らい
美しさの極みで　ただ　宝石みたいに　
輝いていた

太陽が眩しくても
君の輝きには
敵わない

その瞳が　僕に注がれて
その綺麗な髪が　風に香れば
しなやかな腕が　すっと伸びて
愛を　招く

とても　きれいだ

もう　そのままを　見ることさえ
ためらって　僕は目を伏せてしまった

それは　ひたすら　懐かしく
同じ夢に
現れては　消える　僕の　一番
大事な人

時が止まり
世界が
二人だけに
なったら

僕は

あなたの中に　溶けてみたい

永遠に

あなたの　愛の中で　生きていたい

だから

今日も

僕を　熱くして

あなたの　愛に　溶かされて

そして　あなたが　遊ぶ　嬉しそうな笑い声を
僕に　聞かせて　

こんな
眩しい　夢をみる
五月の頃

あなたは　どこに　いるのだろう

2024/02/26  teo