晴れのち曇り。曇りのち雨。雨のち晴れ。がループする。時々、青天の霹靂。

 最近めっちゃ忙しい。と勝手に思い込んでるだけかもしれんけど、まあ実際に忙しいんだから仕方ない。

 絶対に正解のないパズルのような宿題(ちゃんとした仕事)に取り組んでいまず。まず大前提として、この宿題に正解は無い。誰かに良い形で合っても、他の人にはいい形にならないから難しい。それを決める責任を持つ立場にあるということを毎年この時期に実感している。出来るだけ完璧にしようと頑張るんだけど、歪みが生まれは消えていく。

 しかも性質上、じっくり考える時間は全然ない。一昨日条件が明示され、資料を読み込み、分からない点を質問して理解してやっと進み始めたと思ったら、期限は明日に迫っている。

 昨日は朝から夕方まで資料とにらめっこして、約5時間ずっと考えていた。もちろん別の仕事もある。全然集中力が続かない。そしたら急に何かが降りてきて大枠が決まり、上司に相談して最終調整を済ませて出来た。と思ったら、本日自分の資料読み込み不足によるミスが発覚。情けない。

意気消沈していたら、

「大丈夫!大変だね。いつもありがとうございます。私たちはいつも助けられてるから!」

と同僚に言われた。今回のミスに気付いてくれたのもこの方で、かなり年上の先輩にあたる。思い起こせば10年前、働き出して最初に組んで仕事をした。そして、社会人になって最初にめちゃくちゃ叱られた人であり、学生気分だった自分が、働くことについて本気で考えて成長できたのはこの人のおかげだと今でも感謝している。

あっという間に10年が過ぎてしまった。けどあの時のことは忘れていない。僕なりに頑張って認めてもらえるようになって、立場も変わった。有難いことに役職も任せてもらえるようになった。

人間は認めてもらえると嬉しいし、頑張ろうって思う。ただ、その一方で驕りや慢心、満足が生まれる危険性もある。だから、僕はその度にこの先輩から言われたことを思い出すようにしている。

今日励まされて元気を貰った。正解が無くても正解を追い求めるのが大切だと思う。そうやって決めたことには責任を持つ。数学や完璧な論理の世界でない限り、結局正解なんてないのかもしれない。それでも頑張ると、周りの人たちの支えによって正解が生まれてくる。だから仕事は面白い。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?