なんとなく幸せ

ふとした時に、昔のCMを思い出すことがあります。怖かったACのCM(砂の女の人が波で崩れてくやつ)とか、ぽぽぽぽーん(たのしいなかまが)とか、ホットペッパーのアテレコ(三名様入ります!ポテトは如何ですか!)とか。何年も前に見たはずなのに、今になって思い出すとか良くも悪くも凄い作品なんだな。たった数十秒の映像が頭の中に残ってるなんて。その仕事に就く人は、本当に凄い。人の頭を揺さぶることはなかなかにできないから。

宮崎あおいさんが「earth music & ecology」のCMで唄ってた「なんとなくなんとなく」もそんなCMから頭に刻まれた一つ。。曖昧だけど、今が幸せだなって思える曲。

反対は、めっちゃ嫌い!/絶対に好き!かなあ。I LOVE YOU=「死んでもいい」か、「月が綺麗ですね」は、近代文学における日本語訳で問題になった(半分ネタなのかもしれまへんが)。ストレートor変化球の戦い。草食男子の諸君、死んでもいい?多分死にたくないんでしょうね笑 逆に、月が綺麗ですねとも言えない僕らです。

なんとなくなんとなくで大切なのは、まさしく「なんとなく」。不完全で不安定で足りない所に不満も持ってる。でも、逆にそこそこ充実もしてて、そんな今の生活が嫌いじゃない。好きじゃないけど、嫌いじゃない。まあ安定志向とも言えるけど、このふわっとした感じがいいんかね。

でも、こう思えるのって素敵だと思うんですよ。多分こう思える人は周りを見てみるといい人に囲まれているから。あとはそう考えられることも大事ですね。僕もそうだけど、今の生活が嫌いじゃない(決して好きではない)。というなんか言い表せない感じ。それこそが「なんとなく」幸せ。

絶対的な○○っていうもの自体そこまでないのかもしれない。あったとしても脆いと思う。変わり続けるのが世の常だから。でも、その変化の中になんか曖昧でも良さとか悪さを感じて生きていたい。

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