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【備忘録】「よく見ろ。キルギス語だ」

"X"(Twitter)で相互フォローしているジョージア在住の小山のぶよさんがこんなツイートをしていらしたので、

ついつい言語の名称のほうに気を取られて「『カザフ語』でokです」とリプライを書いたのですが、そこで露探さんからツッコミを賜りました。曰く、これはそもそもカザフ語ではなくてキルギス語ですね、という。

うむむご丁寧なご教示であります。ありがとうございます。

そもそも、冷静になって小山さんのツイート(「ポスト」と最近は言うらしいですが)を見てみると、パッケージにキルギスの民族帽をかぶったおじさんが描いてあるじゃないですか。そこすら見えていなかったかという話もあるのですが。


さて。ご教示いただいたついでなので、キルギス語とカザフ語の字母を比較してみましょう。まずはキルギス語。

なるほど…たしかにキルギス語にはқがないのですね。カザフ語のほうも見ておきましょう。

改めて見てみると、カザフ語のほうにはキルギス語にはない文字がいくつかありますね。ちょっと正確なところまで追えていませんが、ә, і, ғ, ұ, қ, һあたりがキルギス語にはない字母になるということでしょうかね。

ということで、思わぬ形でカザフ語の入門書にあたる機会が巡ってきたわけですが、同じテュルク語北西語群(キプチャク語群)とはいえカザフ語とキルギス語では使用する字母が違うんだよ、ということは今回学ばされました。

改めて各位に御礼を申し上げたく。テュル活民がこのへん間違ってたらあきませんわな…反省しましょう。

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