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B1第31節 GAME1 Bリーグ2023-24 | 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ VS 琉球ゴールデンキングス


4/10 沖縄アリーナ


🔸注目ポイント

この時がついに来ました。首位琉球との直接対決。
逆転での地区優勝のためには勝利が必須の5はけっぷち。
それから背後にいる島根、広島が不気味なため、CS出場のためにも勝ち星は伸ばしておきたい。
さらに言えば、昨シーズンのCSのリベンジ。今の体制の集大成とも言える今シーズン。終戦したこの沖縄アリーナの地でやり返すために、皆が燃えている🔥
琉球はクーリー不在。これはリバウンドで圧倒しなければいけない。

🔸試合結果 
98-95

20-21
20-15
21-20
22-27
15-12 OT

・3Qまで名古屋が主導権を握って、琉球が付いてくる展開だったが、やはり4Qに強い琉球。驚異の粘りで追いつかれてOTに突入。
それでも名古屋はメンタルが折れず。劇的な須田弾で見事な勝利。

🔸重要スタッツ

3ptシュート
名古屋 14/33     42.4%
琉球  14/37     37.8%

リバウンド
名古屋 OR 19 ( 42.2%)  DR 28 ( 66.7%)
琉球  OR 14 ( 33.3%)  DR 26 ( 57.8%)

・スタッツで差がついたのはリバウンドのみ。クーリー不在の影響を名古屋が活かした形。
あえて言えば3ptシュートの確率が勝敗に寄与したか。

🔸Q毎のスタッツ

〇 1Q 20-21

2ptシュート
名古屋 7/15    46.7%
琉球  3/5     60%

リバウンド
名古屋 OR 5 ( 41.7%)  DR 5 ( 71.4%)
琉球  OR 2 ( 28.6%)  DR 7 ( 58.3%)

ターンオーバー
名古屋 2
琉球  5

・ペイント内のシュートを落としてしまい、もったいないシーンが多かった。
リバウンドとターンオーバーで名古屋優位。シュート確率で琉球が対抗。

〇 2Q 20-15

2ptシュート
名古屋 5/12     41.7%
琉球  4/12     33.3%

3ptシュート
名古屋 3/6     50%
琉球  2/9     22.2%

・スタッツで差がついたのはシュート確率のみ。他は拮抗している。名古屋が2ptも3ptも上回った分リード。

〇 3Q 21-20

2ptシュート
名古屋   5/9     55.6%
琉球      7/12    58.3%

3ptシュート
名古屋 3/9     33.3%
琉球  2/2    100%

リバウンド
名古屋 OR 4 ( 36.4%)  DR 6 ( 100%)
琉球  OR 0  ( 0%)     DR 7 ( 63.6%)

・リバウンドで名古屋優位。しかし琉球はシュート確率で対抗。均衡が取れていた。

〇 4Q 22-27

3ptシュート
名古屋 2/6     33.3%
琉球  5/11   45.5%

ターンオーバー
名古屋 4
琉球  0

・琉球の3pt攻勢が凄かった。そしてターンオーバー0は終盤に強い琉球を表している。
名古屋は終盤のミス以外は決して悪くはなかった。

〇  OT  15-12

2ptシュート
名古屋 1/3     33.3%
琉球  3/4     75%

3ptシュート
名古屋 4/5     80%
琉球  1/6     16.7%

ターンオーバー
名古屋 2
琉球  0

・琉球が引き続きターンオーバー0だが、名古屋は3ptが爆当たりした。逆に琉球は3ptが入らなくて流れを引き寄せられず。

🔸感想

○ベストゲーム

今シーズンのベストゲームだった。昨シーズンのCSのリベンジに燃えていた名古屋。狙い通りの展開で、戦術もしっかりと遂行されて、苦しい場面でも試合中にアジャストして、素晴らしい内容だった。
チャレンジャーとして最後まで戦い続けるメンタルがあった。
シーズン終盤になり、チームが仕上がってきている。CSが楽しみで仕方ない。
QFがホームで三河戦でも、アウェイで東京戦でも、相性も悪くないのでかなり期待できる。

○タイムアウト

4Q終盤。猛追されている状況でタイムアウトを取らなかったデニスHC。試合後の会見でも、選手への信頼からあえて取らなかったとの発言。
結果、ミスが出て追いつかれてしまったが、選手の成長を促しているように感じた。CSへ向けてチームの熟成を考えているのではないだろうか。
選手起用も少し変化してきている。

○須田

1月のホーム琉球戦でもクラッチスリーを決めたが、今回も最後のシュートはキャプテンのスリー。
日本代表に選出されてから、メンタルの成長が目覚ましい。上手くいかない時もブレずに挑戦し続ける強さがある。

○今村

クーリー不在の琉球を引っ張ったエース。キャリアハイの33得点。7/8で決まったスリーは止めようがなかった。
4Q終盤の2本は奇跡的な同点劇を生んで、沖縄アリーナの興奮は最高潮。
CSでの勝負強さが際立つ今村の怖さが垣間見えた。

○齋藤&エサトン

名古屋の屋台骨。オフェンスは彼らのPnRから始まる。年々成熟してきて、試合を通して封じられることは考えられない。
そして、このPnRを普段は多用しないところに名古屋の強さがある。バランスよくどこからでも得点を取るのが強み。
今日の試合はおそらく多めに使っていた。齋藤から全てが始まる。彼らのPnRがCSを勝ち進むためには必要不可欠。

○アウェイの沖縄アリーナで

バスケットLIVEから、ドルフィンズへの大きな声援が聞こえてくる。数年前には本当に考えられなった。
ファンがどんどん増えて、チームとともに成長している事を実感する。
常連の方々の熱い応援が本当に素晴らしい。

〇地区優勝

これで名古屋は6連勝。西地区首位の琉球とのゲーム差が3に縮まった。残り試合は9試合。逆転はかなり厳しいが、直接対決がまだ2試合、それもホームで残しているので、僅かに可能性がある。
チーム状況も良いので、初優勝を目指して頑張ってほしい。


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