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1年の終わりにようやく気づいた「時代の流れ」

2019年もやがて終わるタイミングですが、この半年間追い続けた「時代の流れ」にようやく気づいてきた気がするので、メモがてら書いてみます。


副業とも事業ともいえない活動をする、不思議な人が増えている。

今までの副業だったりフリーランスの仕事って、お金を稼ぐことがあたりまえだったと思います。

ところが私も含めて、最近お金を稼ぐ以外の働き方をしている人が増えています。

私自身この半年間、コミュニティを作ってみたり、地方創生の活動に参加してみたり、シェアリングエコノミーについて発信をしてみたり、様々な活動を行なってきました。

しかし、お金は全く稼いでおりません。

その割には、本業以外の時間はほぼそこにコミットしていたりします。

なので、よく「何をされているんですか?」と聞かれると何と言って良いのか分からなくなってしまいます。

「副業…?いや、でもお金稼いでるわけでもないし、、趣味?遊び?と言われると、そういうわけでもないし…」

結果、「自分でもよく分かりません。」と答えておりました。

まあ、お金稼げることに越したことはないのですが、本質的に求めてるのはそこではなくて、、、何をしているのだ?自分は。



と、もやもやすることが多かったのですが、ついに気づきました。


自分が何をしていて、何を求めているのか。

そして、そのような人達が最近増えている理由は何なのか。



そのヒントは、お金以外の価値にあります。


お金以外の価値とは?


結構いろんなところで言われてることですが、ざっくり分けると価値には3種類あります。

①金銭的価値 ー 別名、機能的価値。お金につながる価値。これが従来の最重要価値ですね。

②情緒的価値 ー 喜びや感謝、興奮、感動など、感情的なもの。主感的に捉える価値ですね。

③社会的価値 ー SDGsに代表されるような、社会を良くする、社会的に意義のある価値。


従来は金銭的価値を求めて働き、投資をするのが当たり前だった。それでお金を増やすのがイケてる行動パターンでした。

しかし、これからの人々は情緒的価値を求めて行動し、社会的価値に投資する。

と考えてます。これが、これからのイケてる行動パターンなのです。


なぜなら、これが最も価値全体を大きく生み出す行動だから。

もちろん、金銭的価値にもいずれつながっていくと思います。(お金が稼げるのか、コストが下がるのかの違いはありますが。)


結果、私は何を求めていたのか?

それは、イケてる人になりたかった。というのが正解。


そして、何をしているのか?

それは、新しい価値をより多く生み出す、イケてる活動をしていたのです。



普通にお金を稼ぐ為だけの副業は「副業」

お金は稼げるかは分からないけど、新しい価値をより多く生み出す副業は「イケてる副業」(笑)

ここに何となく気づいて、シフトして行ってる人が増えてるのでしょう…!

みんなイケてる人になりたいのですね。



ビジネスでのイケ方

こうやって個人の動きが変わってくれば、ビジネスのあり方も変わってくると思います。

いかに社会的価値を効果的に生み出していくか?自分が社会に影響を与えられる分野は何なのか?というところを考え、戦略を練る時代になっているんだと思います。

効果的利他主義の考えなどはまさにそうだと思います。


実際、様々なアプローチ方法があると思います。

例えば、消費者が情緒的価値に向けて行動する導線に社会的価値を置くというやり方を見つけました。

人は情緒的価値を求めて行動するもの。

ならば、その行動の導線に社会的価値も添えれば、より価値は高まるし、そこでマネタイズすることも可能なんじゃないか?というもの。


このアプローチは、駐車場のシェアリングエコノミープラットフォーム「akippa」の事例記事を読んで知ったものです。

<参照>

名古屋グランパスとの提携の裏では、ホームタウンを巻き込んだ「駐車場改革」が起きていた


この記事によると、名古屋グランパスと提携を結んで、名古屋グランパスのホームスタジアムのひとつ「豊田スタジアム」周辺の駐車場をakippaが開拓していったそうです。

というのも、豊田スタジアム周辺は深刻な駐車場不足に陥っていたそうで、試合を見にいきたいけど車を停められない「駐車場難民」が発生していたそうです。

その為、試合当日は渋滞や違法駐車、迷惑駐車が発生していたそうです。

なので、そこにakippaが入ることによって、スタジアム周辺の駐車場を開拓でき、試合を観に来た人たちは、その駐車場を借りることによって試合を観に行けるようになったそうです。

渋滞や違法駐車も減り、地域住民としても嬉しいですね。


このakippaの事例、まさに観客の「試合を観たい!」という情緒的価値を求めた行動の導線に、「駐車場不足問題を解決する」という社会的価値のある活動を置いたわけですね。

それによって、自治体や小学校、さらには周辺企業や病院を巻き込んで、全員が社会的意義のある活動に参加していく流れを生み出しています。

この事業で生まれた価値は、単に空いてる土地を駐車場として貸し出すのとは比べものにならない程の価値を生んでると思います。超イケてますね。


今後のシェアリングエコノミーのイケ方

このように、シェアリングエコノミーも、今までのように、自分の余剰でお金を稼ぐ価値は下がっていくと思います。

自分の余剰を社会的価値に投資する(Giveする)、そこから情緒的価値を得ていく。そして、より多くの価値を生み出す。

そのような流れを作るシェアリングエコノミーが求められているんだと感じます。


「ああ、これが時代の流れなのか…!」と今さらながら気づいたし、自分の求めていることってこういうことなのだな、と腹落ちしたのでした。

今年中に気づけてよかった。


ということで、2020年はよりイケてる活動をしていきますので、今後もよろしくお願いします…!!



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