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22/23英プレミアリーグ第11節TOTEVE

試合内容

vs Everton FC
結果:2-0 勝利
xG :2.49 - 0.56

レーティング(WhoScored.comより)

引用:WhoScored.com
https://www.whoscored.com/Teams/30/Show/England-Tottenham

雑感

前節Brighton戦に続いて会心の勝利.またしても2ボランチとDohertyが躍動!
532でブロックを敷きカウンター狙いのEvertonに対し,343でスタートしクロスから何度か決定機を作るも決められず.状況が好転したきっかけは後半,Richarlisonの残念な負傷交代に伴う532へのフォーメーション変更だった.Brighton戦のスタートと同じくBissoumaをアンカーに据えた352システムは,本当にワンプレー目から明確な違いを生むことに成功.リーグ最少失点を支えるCoady・TarkowskiとKane・Sonがそれぞれマンツーマンで対峙する構図を作り,後方からHojbjerg・Bentancurの2MFおよびPerisic・Dohertyの両ウイングバックが高い位置で攻撃参加できるようになった.2トップが中央に入ることで相手ディフェンスも絞らざるを得ず,手薄気味になったサイドからの攻撃が活性化.2得点以外にも多くの決定機を作り,守ってはRomero,Bissoumaのボール奪取が光り後半の被xGは0.00に抑えた.

352システムの恩恵を強く受けたのは,前節に続いてDoherty,そしてHojbjerg・Bentancurの3人だった.Dohertyはボール保持時の落ち着きに加えて,左からのクロスに大外で何度かシュートチャンスを迎えるなどゴールに迫る脅威を発揮.先制PK獲得に繋がるPickfordのハンブルも誘発し,交代時にConteは熱い抱擁と共に「私の知る(昨シーズンの)君が帰ってきたね」とそのパフォーマンスを称えた.完全復活.いよいよEmersonからのポジション奪回も期待できる.
そして中盤2人.彼らは鉄人であり職人である.CLから中2日の過密日程でも落ちない運動量と,疲れを感じさせない高いプレー精度.特にHojbjergは度々みられたプアなミスがここ最近はほとんどなくなり,文句の付け所が無いパフォーマンスを披露している.2トップを飛び越えてGKまでプレスに行くなど,試合が進むほどに積極姿勢が際立ち,最後は2人で追加点を奪ってみせた.「Spursの2大エース」といえばKaneとSonだが,「Spursに欠かせない2人」は,間違いなくHojbjergとBentancurだろう.

この試合がSpursでの400試合目となったKaneは,キャリア初のリーグ戦5連続得点を決めた.クラブを背負い,チームをけん引する彼の雄姿をいつまでも見ていたい.


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