見出し画像

22/23英プレミアリーグ第6節TOTFUL

試合内容

vs Fulham FC
結果:2-1 勝利
xG :2.68 - 0.38

MOTM(プレミア公式):H. Kane
MOTM(ファン投票) :Richarlison

レーティング(WhoScored.comより)

引用:WhoScored.com
https://www.whoscored.com/Teams/30/Show/England-Tottenham

雑感

久しぶりに内容が伴った快勝を収めた.リーグ5戦で3勝2分の3位に立ちながら,試合運びは傍目に見ても拙く,選手のパフォーマンスに疑問符が付くこの頃だった.一転してこの試合では,90分通し相手を圧倒する展開に.Romero・Bentancurが復帰,またLangletが初先発すると,バックラインの安定感が格段に向上.こちらも初先発のRicharlisonは1アシストに初ゴール未遂(オフサイドで取消し)と期待に応えた.

ひとつ面白かったのは,Langletが加わった3バックのビルドアップ時の立ち位置.以前から3バックの3人は相手のプレスのかけ方に応じて立ち位置を変えることがしばしばあったが,左にDaviesがいる場合はDaviesが左サイドに大きく広がりDierとRomero(Sanchez)の2バックとなる形で,全体が横に広がるだけ・2ボランチが下がってサポートする必要が増すなど,特に効果的ではなかった.この試合はLangletとRomeroが2バックで中央のDierが少し高い位置をとりアンカー的な振る舞いをみせた.Dierが2バックに対し角度のついたパスコースとなることで,相手のプレス構造に変更を強い,2ボランチに高い位置でボールを渡すこともできるなど,ビルドアップのバリエーションとしてかなり効果的だと感じた.愛弟子Bastoniら左利きCBの獲得を熱望していたConteだが,今後のLangletの使い方には注目していきたい.

Conteが公式戦において,Kaneを途中交代させたのは2度目.全43戦中42戦先発で,途中交代した試合はボクシングデーのPalace戦のみだという.このときSpursは2-0でリード,しかも相手が1人退場してからの交代だった.今日が2度目の交代となったKaneだが,決勝点を決めたエースが退いてからもチームは勢いを止めずにゴールに迫り続けた.前線をけん引したのはいかついブラジル人FW.これまでKaneに頼りきりだったSpursに待望の,本当に期待できる9番の到来である.鬼プレスとハードワーク,気持ちのこもったセレブレーションに,ファンはもうトリコである.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?