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【UW映画感想】#19『素晴らしき哉、人生!』【押川賢吾】

1946年に制作されたクリスマス映画の名作として有名な作品。
そんな前情報だけで、予告も見ずに

“聖夜に奇跡がおきてハッピーエンド!”

的な作品なんでしょ、と思って見た。

なんなら12月に入ったし、そういう奇跡ハッピーエンド映画を求めて見たんだけどめちゃくちゃ良い意味で裏切られて、本当ラスト5分くらい嗚咽出るほど泣いちゃった。

裏切られて、とは言ったけど
もちろん聖夜奇跡ハッピーエンド映画を求めて見ても満足できる問答無用で不朽の名作です。

この世界で心底生きづらい人から、ちょっと嫌な事があって落ち込んだ〜くらいの人まで万人にオススメできます。
だから名作なんでしょうね。

大体の登場人物が自分の事で手いっぱいなんですよ。
そりゃ仕方ない。いつの時代もそりゃ仕方ないんです。
主人公の元に天使が降りてくるんですけど、その天使すら主人公と出会い友達になるまでは、自分の事しか考えてない落ちこぼれ天使なんです。

でも主人公と触れ合った人達は無意識のうちに変わっていくんです。
主人公もザ・聖人って訳じゃないですよ。
ちゃんと欲になびいたり人に当たったりする人間味あるキャラクターなんです。
みんなと一緒。

ただ“良心”というのは伝染する、という事。
綺麗事だけどきっとそう。
75年前よりも、もっと前からずっと。

きっとそうだから、この映画は今も愛されてるんだと思うし、愛したい、愛せる人間でありたいと皆が思うんじゃないかな。

制作された時代の背景や環境も良く知らない無教養人間の書くめちゃくちゃチープな感想でした。

僕からは以上。

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