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「人間中心設計入門」の学びをまとめる。

この本を読み始めた理由

①schooの授業で取り上げられていた。

「60分でわかるUI/UXデザインの学び方」の後半の方で取り上げられていた、たくさんの本の中で4冊の本を買ってみたうちの1冊。去年まで1年間で100冊読むのを目標にしてたくさん読んでいたから、本を買うのは少し久しぶりでAmazonから届くのがワクワクした。

②前から存在は知っていた。

前職の時にCSO(最高戦略責任者)が朝会で取り上げていた。
その時はまだUIUXに興味を持っていなかったで、「へー」くらいにしか思ってなかった。でもCSOの人がデザイン系の経歴があるということで少し気にはなっていた。

③採用情報で記載がある。

「人間中心設計/デザイン思考に関する知識」などがUXデザイナーの採用要件の必要要件として書かれている。UXデザインに携わるには前提となる知識だと思われるので、理解をしておかないと採用してもらえなえない。
だから、概要だけでも理解しておこうと考えた。

著者の方について

山崎和彦さん

大学の教授,企業でのCDO、HCD-Net副理事長などの協会関係の理事など様々な経歴。またXデザイン研究所の共同創業者https://www.xdesign-lab.com/x

Xデザイン学校の内容を見ていたら、受講したい気持ちも少しある。。
必要なタイミングで受講を検討してみよう。世の中には様々なデザインを学ぶ機会があって助かる。。

松原幸行さん

パイオニア、富士ゼロックス、キヤノンなどを経験後、大学の講師に。

竹内公啓さん

グラフィックデザイナー。媒体を問わずビジュアルデザイン全般を行う。

本の要約

HCDとはHuman Centered Designの略。日本語では「人間中心設計」
より有効で使いやさすい、満足度の高い商品やサービスを提供するための活動プロセスのこと。

HCDとは

  1. ユーザーの状況を把握。
    観察、インタビュー、エスノグラフィー(長期間環境に入り込む)、アンケートなどを行い、ユーザーの属性・特性・価値観・潜在ニーズなどを把握する。

  2. 要求事項にまとめる(要件定義)
    ペルソナやカスタマージャーニーマップなどを行い、要件定義していく。
    ユーザーの要求を整理していく。ユーザーの要求にどう答えるかを考える。

  3. 解決策を考え、設計。
    プロトタイプなどを経て設計していく。

  4. そのアイデアを評価する。
    ユーザーの欲求を満たすものとなっているかを評価する。

というサイクル。ポイントは一方通行ではなく、反復的にこれらを行うことで商品やサービスをブラッシュアップしていくことが重要。(要は「ユーザーを中心に考え、アイデアを磨き続ける」ということだと解釈しました)

HCDの説明に加えて、「ユーザービリティ」「ユーザーエクスペリエンス」「デザイン思考」について書かれていますが、これらのベースにはHCDの考え方があるが故に言及されていた様子。

学び

ユーザーを理解し、要件を整理し、設計し、評価する。そしてそれらを反復的に繰り返す。そんなHCDの概念が少しは理解できたかと思います。
ただ1つ1つに多くの手法が存在しており、奥が深そうな印象を受けました。
いきなり全てを学ぶのは難しいかもしれませんが、テックアカデミーを受講していて、オリジナルアプリを作成する課題があるので、そこでHCDを意識しながらアプリの設計をしてみたいと感じました。(すでにテックアカデミーのカリキュラムの流れも基本的には、HCDサイクルと似たような流れに感じました!)

一方でユーザーを中心に考えるのは当たり前のことのように感じたので、なんでそうではなかったのかを、チャットGPTに質問してみたところ下記のような回答が返ってきました。概ねあっているのではないかと思いました。
現代では商品やサービスが溢れ、いろんなもののコモディティ化が進んでおり、ユーザーの選択肢は多いです。その中で技術・財務先行してしまうとユーザーは離れていき、結果として企業の業績にとってもプラスにならないと思います。

ユーザーへの価値提供の質を上げることが、売上にもつながると思うのでデザイン×ビジネスの両方の視点を養っていきたいと思います。

ユーザーを考慮せずに技術中心や財務中心のアプローチが取られた理由にはいくつかの要因が考えられます:

1. 技術中心のアプローチ:過去、新しい技術や革新的な機能を開発することが重要視され、それ自体が競争力や市場シェアの向上につながると考えられていました。技術者やエンジニアが製品開発の主導権を握り、ユーザーのニーズやフィードバックを十分に考慮しないまま、技術の進化に注力する傾向がありました。

2. 財務中心のアプローチ:企業は収益を最大化し、利益を追求することがビジネスの本質的な目的であると考えることがあります。そのため、製品やサービスの開発や改善において、コスト削減や効率化が優先されることがありました。ユーザーのニーズを満たすためにはコストがかかる場合、優先度が下がることがありました。

3. ユーザーフィードバックの欠如:過去にはユーザーフィードバックを獲得する手段が限られていたため、企業が直接ユーザーの声を聞く機会が少なかったことがあります。その結果、ユーザーの本当のニーズや要件を理解することが難しくなり、ユーザーを中心にしたデザインが進まないことがありました。

chatGPT


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