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あんときのフィルムカメラ

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最近、趣味のフイルムカメラでの撮影を再開しました。現像代が思った以上に高額なことに驚いていますが、少し古いフィルムカメラを使って、景色を切り取り、時間を残していきたいと思います。
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あんときのフィルムカメラ 佐渡友陽一『動物園を考える』東京大学出版会 + LOMO L…

動物園を考える先日、佐渡友陽一さんの『動物園を考える 日本と世界の違いを超えて』(東京大…

あんときのフィルムカメラ 鳥原学『教養としての写真全史』筑摩書房 + TOPCON RE-…

写真についての知識を網羅する「全史」 先日、図書館で何気なく手にした一冊が、鳥原学さんの…

あんときのフィルムカメラ 井上理津子『絶滅危惧個人商店』筑摩書房 + Nicca 3-F …

久しぶりにいい本に出会った仕事柄、書物にはよく親しむ方ですが、「ひさしぶりにいい本に出会…

あんときのフィルムカメラ 吉田類『酒場詩人の流儀』中公新書 + ライカR4+Summ…

酒徒の遊行生酒酌む切子グラスに架かる虹=吉田類『酒場詩人の流儀』中公新書。山歩きと放浪、…

あんときのフィルムカメラ 原武史『最終列車』講談社 + MINOX35GT

最終列車コロナ禍は鉄道という交通手段の本質をあぶり出した!=帯。2022年、最初に手にす…

あんときのフィルムカメラ ウィトゲンシュタイン、最初の一歩 Canon Eos Kiss 初代 …

ウィトゲンシュタイン、はじめの一歩言い方はよくないのだけれども、本屋や図書館で期待せずに…

あんときのフィルムカメラ 旅立つには最高の日 FUJIFILM FUJICA GER

旅立つには最高の日 先日、作家・翻訳家の田中真知さんの新刊『旅立つには最高の日』を読み終えました。同書は、1990年代にエジプトに暮らし、現在に至るまで世界各地を旅してきた著者が、たいせつなものとの出会いと別れを描いたエッセイ集、紀行文となります。  過日、僕は、次のようツイートしましたが、 田中真知『旅立つには最高の日』三省堂。あらゆるものからの旅立ちを促す優れた紀行集。エジプトのコプト教会修道院から認知症病棟の「光の庭」まで。様々な「別れ」がこれほどまでに愛おしく美し

あんときのフィルムカメラ わーきゃー言いながら追いかけ合う頃 に出会った OLYMPU…

つながり続けるこども食堂 こども食堂は「聞いたことはあるが、行ったことのない場所」だ。イ…

あんときのフィルムカメラ 20年ぶりのはじめてのハーフサイズカメラ BELOMO Agat …

はじめてのハーフカメラの「思い出」  思い出してみますと、はじめて使用したハーフサイズカ…

あんときのフィルムカメラ 1990年代の一眼レフの記憶をたどりながら CONTAX RTS…

哲学とは何か臨床哲学者の鷲田清一さんは、フランスの思想家モーリス・メルロ=ポンティの言葉…

あんときのフィルムカメラ 報道Nikonここにあり Nikon S3 + NIKKOR-S・C 50mm F1.4

Nikon S2 を経て Nikon S3への追想クラシックカメラ歴は、けっこう古くて、かれこれ30余年…

あんときのフィルムカメラ 番外編:HEXANON AR 50mm F1.7でレンズ沼

高速鉄道と私たち 高速鉄道を走らせるのは文明である。誰もがそれを便利だと思う。だからどの…

あんときのフィルムカメラ 和製ズミクロンの写りやいかに konica Acom-1 + HEXANON…

和製なんとか 「和製なんとか」といった言葉がありますよね。  カメラやレンズの世界で言え…

あんときのフィルムカメラ 戦後のドイツコダックの使いやすい Kodak Retina IIIC

もっとも使いやすいクラッシックカメラいわゆるアンティークカメラとかクラシックカメラの類いで最も使用したのが何かと問えば、僕としては、やはり、ドイツコダックの蛇腹式フィルムカメラのRetinaシリーズじゃないだろうかと記憶しております。 フィルムカメラ時代、よく使用したのは、IIcとIIIc、あるいはIIICで、IIIcは、Xenon50mmのモデルと、IIICのRodenstockのHeligon 50mmを持ち合わせていました。 このへんのフィルムカメラはほとんど処分し