見出し画像

弁当配達が炙り出す高齢者の移動手段問題

今朝は配食弁当の盛り付けから1日をスタートして、配達で町内を回っていたのですが、訪問介護を利用されている方のところで、

「待っていたよ!」

と封筒を渡されたのですが、

多度津町高齢者福祉タクシー事業の交付申請書でした。

高齢者福祉タクシー事業とは、「75歳以上の方の交通手段確保と外出機会の増加、それらにかかる経済的な負担の軽減を図るため、対象となる町民の皆さんに『高齢者福祉タクシー利用券(500円券×20枚綴)』を交付する事業のことです。

窓口申請については代理人でも良いので、申請書に記入してこれから役場へ持っていく予定です。

福祉タクシーについては金額や使い勝手など議論があることは承知しておりますが、一方で助かる事業であることは事実ですから、大勢の方にお使い頂きたいと思います。

ただ問題なのは、申請書を書いて出せるひとはいいのですが、そこがハードルになっている場合も多々あります。代理人申請でもOKなのは、ハードルが下がる1つの要因になったと評価できますが、まだまだなところもあります。

この方はたまたま訪問介護の利用者さんだったので僕が持っていけば済むのですが、代理人すら見つからないというケースの場合はどうなるのでしょうか?

便利なあり方はないのか考え、制度そのものを使いやすいように洗練させていく必要を感じています。

弁当配達から問題点が発見できるというのはありがたい職場環境かも知れません。感謝しながらがんばります!


この記事が参加している募集

ふるさとを語ろう

仕事について話そう

氏家法雄/独立研究者(組織神学/宗教学)。最近、地域再生の仕事にデビューしました。