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「男らしさ」とか「女らしさ」って何ですか?

今日もこちらの記事に辿り着いていただきありがとうございます。
マラソンに備えた朝ジョギングにはもってこいのカラッとした秋空です。

「男らしさ」「女らしさ」というのは古くから語られることが多かったと思います。
「男らしく強くなりなさい」とか「女の子なら料理上手くなりなさい」とか
こういった偏見をアンコンシャス・バイアスと言います。

①アンコンシャス・バイアスとは

Unconscious bias(無意識の偏見)です。
上述のような「ステレオタイプ」の他に
以下もアンコンシャス・バイアスとして挙げられます。

同調バイアス:
周りの言動に合わせたくなる傾向。
「周りが正解だと言っているから、これは正しいに違いない」

インポスター症候群:
自分を過小評価する傾向。
「周りはできるって言うけど、自分になんてできる訳がない」

②女らしさの強要は問題アリ。でも男らしさの強要は問題ナシ?

例えば、女性に対して「もっと女の子らしい服着たら?」
「女はやっぱ静かな方がいいよな」とか。
これらの発言を耳にして一般的に大衆が感じること。
今時なんてひどいことを!押し付けは良くない!

といった感じでしょうか。

一方で、男性に対して
「デートは男が払うものでしょ」
「男らしくビシッと告白しろよ」
「こんなのも持てないなんて男らしくない」
これらの発言。
女性の場合と比較して、そんなに「悪」とは感じないのではないでしょうか。

「女らしさ」を強要することが「悪」なら、
「男らしさ」を強要するのも同様にまずいように思われます。

③なぜ「男らしさ」の強要に対して、一般的に悪と感じないのか。

「男らしさの強要」が「相手の価値観を卑下している」とは考えられていないから。
むしろ「男らしさ」はいわゆる「男性の幸福*(出世、昇進、家庭を持つetc.)」のために必要であるという考えから、男らしさを薦めることに全く悪意がなく、むしろ「相手のためになる」とすら思われているようです。
(*これもステレオタイプですね。)

以前の記事「結婚適齢期ってなんですか」でも記載したように、「幸福」は人それぞれです。
自分の価値観・成功体験が「必ず」相手にも当てはまると考えてしまうことは大変危険だと思います。

④ 「らしさ」の価値観は自由、ただ相手の価値観を否定する可能性も

忘れてはいけないのは、「男らしさ」「女らしさ」のような価値観を持つか否かは自由だと思います。ただ、その価値観は「個人的」なものであり、「一般的」でも「正解」でもないことを理解する必要があります。「〇〇らしさ」という価値観が、相手の価値観を否定する可能性があることを考慮して丁寧に会話するよう心がけたいものです。

ここまで読んでくださった方、大変感謝しております!
今日も一緒に!

UK3

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