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アフリカで2週間過ごしてみて

こんにちは。イギリスの田舎町に留学しているあつです。(この記事は東アフリカのタンザニアで書いています。)

今回は表題の通り、大学の冬休みの期間を使って渡航しているアフリカの旅について書いていこうと思います。

1. なぜ、どこに渡航しているのか

理由や渡航場所などについては他の記事で過去に何度か書いているので覗いてみてください。


2. 現在いる国について

現在この記事を書き始めた時は、東アフリカのタンザニアは事実上の首都であるダルエスサラームに滞在しています。実際の首都は内陸のドドマという町に制定されていますが、そこはかなり田舎で基本的にビジネス等はこちらで行われています。

とはいっても、明日から帰国の途につくのでこの町にいられる時間は少しです笑

上記のリンクを貼った1つ前の記事でウガンダについて少し振り返ったので、今回はタンザニアについて簡単に書いていこうかなと思います。ただ、如何せん5日しか滞在できていないのでなかなか発見できたことが少ないです。

肌感覚としてあったのは、ウガンダはキリスト教徒が圧倒的に多いのに対し、タンザニアはムスリム(イスラム教を信じる人)が多いということ(それ故に、豚を提供しているお店が少ないのと、家畜も豚は見かけませんでした)、ダルエスサラームは特にインド系の人口が大変多いということ、意外に道路沿いで牛を見かけることが多く鶏はあまり見かけなかったこと(ウガンダは鶏、ヤギが多かったです)、観光地が多くヨーロッパ系の観光客が多かったこと、特にキリマンジャロ周辺は山がちな地形でありある意味で日本と似ているということ、海沿いはかなり暑い笑とかですかね。

他にも色々な発見があったかと思いますが、何か質問等あれば教えてください。

アフリカ土産や絵を売るお店が立ち並びます。ニーハオ、Friendという店主からの呼びかけにも慣れました笑(僕に買ってほしいのです)

3. 思い出に残るサファリツアー

みなさんはサファリに参加したことがあるでしょうか?サファリは国立公園など保護された地域に特別にツアーなどで入り、そこで生活している動物を見に行くものです。僕はそれに今回初めて参加しました。

多くのアフリカ諸国でサファリは行われており、ここタンザニアもサファリの聖地で多くの国立公園があります。私が今回訪れたのは、しりとりでは切り札となりそうな名前の「ンゴロンゴロ保全地域」という場所です。タンザニアの北部にあります。

※私はこちらのツアー会社を利用しました。親切で良かったのでもし行く予定の方がいればぜひ。過去に多くの日本人も利用しているようです。

政府に認められたツアー会社でないと中に入ることはできないので、ツアー会社を利用してサファリに行くことがおそらく義務付けられているそうなのですが、多くのツアー会社がありなかなか選ぶのが大変でした。基本的に僕も日本人の旅ブログなどを参考にして安全でかつ安価に行けるものを探し、今回はこちらの会社を利用しました。すごくサービスが良く、学生だと言うことを伝えるとかなりの値引きをしてくれました。基本的にWhatsAppというLINEみたいなアプリでで会話していたのでかなり密接にコンタクトを取ることができました。ぜひ利用してみてください。

ンゴロンゴロ保全地域への入り口です。たくさんの観光客がいました。

初めてのサファリでライオン、チーターなどは見ることができませんでしたが、シマウマ、ゾウ、ハイエナ、バッファロー、フラミンゴなど珍しくかつサファリならではの体験をすることができました。また基本的に1人ではなく団体(5,6人)で1つのジープに乗って移動し、お昼ごはん等も一緒に食べるので、中高以来、久々に遠足のような感じがしてとても楽しかったです(それも色々な国籍の人と、色々な言語で会話しながら丸一日移動していたので、余計に面白かったのを覚えています)。

4. 13時間にも及ぶ700キロバス移動

この題名をみて驚く人も多いのではないでしょうか。
そうです。
文字通り、13時間かけてアフリカの大地をバスで移動しました!!
かの有名なキリマンジャロの横を通っていたので、アフリカの大地と言わせてください笑

東京から広島までが約675キロということになるので、大体そのくらいの距離をバスで移動したことになります。(▼参考までに)

アル―シャというサファリの拠点となる町から、上記もした事実上アフリカの首都であるダルエスサラームまで約700キロ移動しました。
約2000円です(これが驚愕)。

もちろん、私以外は全て地元の人です。来週の月曜日から学校の新学期が始まるようで、バスは人で一杯でした。

でもすでにウガンダでも7時間のバス移動を経験したいたのと、アフリカでは夜行バスは存在せず、基本的に朝から移動して夜着くタイプなので、景色を楽しむことができます。

バス車内からの景色です。イギリスとは違って青空です笑

なので、窓から景色を見たり、動物を探したり(これは想像だけで、キリンとかライオンとかはその辺にいません笑)して時間をつぶしていました。

車内ではよくわからないアフリカン音楽が流れていて、寝たいのにすごくうるさく、うっとうしかったです笑(まあこれも慣れっこですが。。。)

バス内では、窓の外から食べ物とか飲み物、なぜか時計とかサングラスとかを売る人がバスが少しでも泊まるたびにやってきます。たまに、僕もお腹がやはり空くのと、気温が30度でバス内にはエアコンもないので(窓は開けられるのでみなさんが想像するほど車内は暑くないです)、水や果物、お菓子などを買います。たいてい、30円~50円ほどでどれも買えるので安くてありがたいです。

購入したポテチみたいみたいなやつです。アフリカはじゃがいもをよく食べる国が多いのでこういうスナックも作りやすいのかなと思います。塩味で美味しかったです。

とても暑い14時くらいの時に、バス内にアイスを売る青年がやってくる時間帯があり、「客のことを分かってるなー」と思いました。これも値段が30円くらいだったので僕もまんまと買ってしまいました笑(甘くて美味しかったです)

そして、13時間経つと事実上の首都であり、ビジネスの町でもあるインド洋に面す、ダルエスサラームに到着しました。

5. アフリカ旅を総括してみて

正直に言って、1か国目であるウガンダについた初日には、イギリスに帰って温かいシャワーに入りたい、蚊を気にしないで寝たい(暑いのに長袖で靴下をはきながら寝ていたのでうっとうしかったです)など、アフリカが正直に言って嫌いになっていました。

ですが、日が経つにつれアフリカの良いところ、魅力的なところが自分にもわかってきて、だんだんと好きになっていきました。

ダルエスサラームから見るインド洋です。きれいでした。

そしてもともとは、今専攻しているような開発学とか国際協力、ボランティアという視点で入ったアフリカでしたが、だんだんとそういう元から「支援する」とか「サポートする」という立場でアフリカで働くのではなくて、「ビジネス」をして彼らへの雇用を生み出したり、彼らのもつポテンシャルを利用してお金を生み出すということをできたらいいのではないかなと思いました。

1つ前の記事でも書きましたが、ウガンダではたくさんの地元の人とお話をして、彼らは毎日大変ながらもどこかには笑顔がありました。支援の輪はかなり広がっているものだと思っていたら、そんなこともなく、まだまだその輪から外れている人もいました。

だからこそ、元から「国連職員」とか「ボランティアで来た日本人です」というような肩書で行ってしまうと最初から、彼らは僕らに何かを求めてしまいます。ですが、それでは彼らの持っているポテンシャルを利用することは難しくなってしまいますし、彼らの普段の生活を大きく変えてしまうかもしれません(良い意味か悪い意味かはさておき)。

したがってここで言いたいのは、そういうようなボランティア職員になりたくないということではなく、元からそういうような肩書を持っていくのではなく、彼らと同じ立場で対話し彼らにとっての「課題」、「足りないこと」、「あったらもっと生活が良くなるのにな」というポイントを引き出し、できるだけ持っているポテンシャルを使うことで、彼らのニーズを満たしたい。無理にこちらから介入することなくやり遂げたいということです。そして地道にはなってしまうし、国連みたいに出せるインパクトは大きくないけれど、1人1人に寄り添った活動、ビジネスをできたらいいのではないかと思いました。
(これは帰国の途についた時から、バスに乗っている間など少し考えていて、大学で学んでいた時も生まれていなかった感情なので、少し自分では不思議な気持ちでした。帰国直後の今だからこそ書けることなのかもしれません。)

今回は普段の記事の2倍くらいの長い記事になってしまいました。僕の愛するアフリカへの初めての旅をよくまとめることができたのではないでしょうか。ここまで読んでくださった方がいればありがたいです。

ではまた次回の記事で!


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