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二十四節気 小寒

寒さが極まる やや手前の頃
「寒の入り」ともいわれ、立春までの約1か月を「寒の内」とよぶ

小寒っていうけど、もう十分、寒いですけど!?!?
…という声も聞こえてきますが、寒さはこれからが本番だよ、といっております。(誰が)

季節は、兆し、盛り、名残があると前にいいましたが、名残が一番激しいんです。
「後ろ髪を引かれる」という表現がありますが、前髪を引っ張るのは、痛いだけですね。チャンスの神様は、前髪しかないようですが。

名残の方が、強い。想いも、季節も。

なにせ、二十四節気の最後は、大寒ですからね。
最後は、華々しく終わればいいのに、「めっちゃ寒い!!」で終わるって、まるで雪の女王のよう。(あれは、「寒くないわ!」だった)

ということで、どんどん寒さが増してまいりますが、「冬」なので、こもってぬくぬくしながら、過ごしましょうね。
お正月ムードも抜け、一旦、落ち着くときが来ました。

1月7日は「人日の節供」です。(旧暦だと日がかわります)
7日をひとくくりとした中国の暦では、新年を迎え、一日は鶏、二日は狗、三日は未、四日は猪、五日は牛、六日は馬、そして、七日を人の日として占っていきました。
そのため、七日は「人日の節供」と呼ばれるようになりました。

芹、薺、御形、繁縷、仏座、菘、蘿蔔
(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)
の七草かゆを食べる風習がありますが、
きびや、ひえを入れていた時代もあったようですから、無理にこの七草をそろえることよりも、住んでいる土地に生えている七つの葉をそろえていただくのも、土地とつながることとなっていいのではないかと思います。
とはいえ、スーパーに行けば、パックありますので、お手軽にどうぞ。

鏡開きはこれから。
お餅があったら、餅おろし汁はどうでしょう?
大根おろしと焼き餅を入れたお味噌汁。
乾燥しがちな肺を潤してくれると思います。(白=金=肺)

冬の感情は恐れです。
寒さが増すと、恐れが湧き上がって、眠れなくなることがあるかもしれません。
温まると、身体が緩み、ほっとします。

足の裏の真ん中には湧泉というツボがあり、字の通り、生きるエネルギーが湧いてくる泉のツボです。
ここをくりくりしたり、やさしく包んだり、お灸をしたり、湯たんぽや足湯もいいですね。優しくなでて、ゆったりと夜を過ごしましょう。

七十二候

初侯 芹乃栄 せりすなわちさかう
春の七草のひとつである芹が すくすくと群れ生えてくるころ

次候 水泉動 すいせんうごく
地中では陽気が生じ 凍っていた泉が動きはじめるころ

末候 雉始雊 きじはじめてなく
雉の雄が雌への求愛のしるしとして 鳴きはじめるころ

水泉は、湧き水を指します。
地中は少し緩み、春の訪れを待っているようですね。

ありがとうございます!