うきこ

暮らしに寄り添う暦や 五感で感じる陰陽五行や易について語ります。 陰陽五行と易を用いた…

うきこ

暮らしに寄り添う暦や 五感で感じる陰陽五行や易について語ります。 陰陽五行と易を用いた占断もいたします。

マガジン

  • (下)いんようごぎょう

    いんようごぎょうについての素材集

  • 二十四節気2022

    2022年 二十四節気に合わせて、暦を語るマガジンです

  • 二十四節気

    二十四節気ごとに書いたnoteたち

最近の記事

【下】いんようごぎょう2

地からみるごぎょう 昔の人は面白くってね、天に有るものは、地球にもあるんじゃないかって考えたんだ。 おんなじ物が、私たちの住むところにもあるはずだって。 一番遠くの宇宙と一番近くの地球に同じものが存在している、繋がってるはずって。 天に有ったのは、たくさんの星々と惑星が5つだったね。 水星、金星、火星、木星、土星。 じゃあ、地球にあるのはなんだろう。 まず、昔の人がいた地球ってどんなだったと思う? 今みたいに、家やビル、橋や道路、電柱も車も飛行機もない時代。 先

    • (下)いんようごぎょう

      推敲も校正もせずに書き溜めていくものです。 そのうちまとめるための材料たちにします。 「ねえ、星って動いてるの?」 キラキラと光る大きな瞳で、まっすぐに問いかけられた。 カノジョの手元には、星の写真集。 長時間シャッターを開けた、星が円を描く星空の写真のページ。 星のパレード 星は夜にしか見えない。 じゃあ、昼間はどこにあると思う? 昼も、空が明るいから見えなくなるだけで、実は、そこに星はあるんだよ。 さっき見てた写真に一つだけ違う星がなかった? 動いてない星、それ

      • インサイドヘッド

        インサイドヘッド2の予告を見たので、以前書いたものをnoteに掲載。 1回見ただけで、考えたことをアウトプットしたかっただけなので、ご興味のある方だけ…読んでくださったら…嬉しいです。 長いです。めっちゃ長いです。結論ありません。 (以下 ネタばれあり〼) インサイドヘッド(原題 Inside Out)は、人の持つ感情を擬人化し、 頭の中で擬人化された感情が人を動かしている、 と、同時に、感情にも個性があり、自立した形で書かれている。 主人公は、ライリー 11歳の少女

        • 氷山(水山蹇)

          易経39 水山蹇(すいざんけん) 彖に曰く、蹇は難也。剣前に在る也。険を見て能く止まるは知なる哉。蹇は西南に利しとは、往きて中を得る也。東北に利しからずはと、其道窮する也。大人を見るに利しとは、往きて功有る也。位に当たりて貞にして吉とは、持って邦を正しくする也。蹇の時用大なる哉。 水山蹇は、四大難卦のうちのひとつ。 易をやる人なら、この卦が立ったと分かると、ぴくっと一瞬時間が止まるような卦。 蹇は、難しい漢字なんだけど、「あしなえ」といって、足が捕らわれて前にも後ろにも勧

        【下】いんようごぎょう2

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        • (下)いんようごぎょう
          2本
        • 二十四節気2022
          24本
        • 二十四節気
          25本

        記事

          第ゼロ感 

          THE FIRST SLAM DUNK のネタバレになります。 第ゼロ感の歌詞の前半部分。 勝手に解釈して、あらすじつけてます。 ごつごつとした革の手触り。 ─── 沖縄。 気が付けば手元にあった、紫と黄色のツートーンカラーのバスケットボール。 兄ソータのものだった。 大きくて強くて速い兄は、ミニバスでレギュラー。 チームメイトからも慕われ、兄にボールが渡れば会場が湧くエースだった そして、僕の憧れ。 父さんが死んだとき、ソーちゃんとした約束がひとつあった。 「俺が家族

          第ゼロ感 

          十六夜

          いざよい 文字通り、十六夜(じゅうろくや)。 満月の次の日。 新月から十六日目。 新月から満月にかけて みちみちていく 徐々に明るさを増して 月のエネルギーというものがあるのなら きっと 満月がピークだろう 十六夜は満ち満ちた望の次の日 まだまだ満たされた力を保ちながらも これからかけていくことを知っている そんな切なさも抱えた時 欠けていくことを知っているから まだ、満月でいたいと 最大のあかりと変わらない輝きを見せているようだ 十六夜と辞書を引いた 「進もうと

          理にふれるということ

          プラトンの魂の三分説というものがある。 魂を三つの性質に分けて考えると ・理性、理知(ロゴス) ・気概(テューモス) ・欲望(エピテューミア) である、というものだ。 高校の時の倫理でなんか聞いたことある気がする… (倫理の授業、とっても好きだった) ものすごく乱暴に説明すると、欲は生きていくために必要なもの、気概は感情や思考の人間的な部分、理性はそれをコントロールするもの、という感じかな。 この、理性というものを働かせるときには、理(ことわり)というものが土台にある

          理にふれるということ

          二十四節気 大寒

          一年でもっとも寒さが厳しいころ 日がしだいに長くなり 春へと向かう時期 やってきました。 二十四節気 最後の節気 大寒 今期一番の冷え込みが日々更新されていく中、 それでも、朝日はちょっとずつ早く顔を見せてくれ、 夜が来るのもちょっとずつ遅くなっているのを感じます。 近所では、蝋梅に続き、白梅、紅梅も花を咲かせてくれました。 寒さが厳しくとも、春の花に出逢うと、こころがパッと明るくなります。 冷たい空気に体が縮こまる私たちに、ふいに顔をあげさせる力を持つ梅は、とっても

          二十四節気 大寒

          二十四節気 小寒

          寒さが極まる やや手前の頃 「寒の入り」ともいわれ、立春までの約1か月を「寒の内」とよぶ 小寒っていうけど、もう十分、寒いですけど!?!? …という声も聞こえてきますが、寒さはこれからが本番だよ、といっております。(誰が) 季節は、兆し、盛り、名残があると前にいいましたが、名残が一番激しいんです。 「後ろ髪を引かれる」という表現がありますが、前髪を引っ張るのは、痛いだけですね。チャンスの神様は、前髪しかないようですが。 名残の方が、強い。想いも、季節も。 なにせ、二十

          二十四節気 小寒

          二十四節気 冬至

          一年でもっとも昼が短く 夜が長いころのこと 春を待ちわびる人々の 気持ちが高鳴る 冬至 冬至、お好きですか? …誘い文句みたいになってしまいましたが、私は好きです。 冬至にはどんなイメージをお持ちでしょうか? 暗くて…寒くて…陰が極まってて、なんか辛気臭そう? 怖い、寂しい…いろいろなイメージをもっていらしゃるかと思います。 まず、天体のお話をすると、 「昼が一番短くて、夜が一番長い日」が冬至の日です。 ここで、間違えやすいのが、 「日の出が一番遅くて、日の入りが

          二十四節気 冬至

          二十四節気 大雪

          山々は雪に覆われ いよいよ本格的に冬が到来するころ 雪 雪の結晶は、どんな形をしているか知っていますか? 六角形です。 様々な形があるのですが、ベースは六角形。伸ばした枝の部分が12本、18本となるものもありますが、6の倍数となっています。 雪の結晶を研究した中谷宇吉郎さんは、「雪は天から送られた手紙である」といっています。 なんと美しい表現でしょう。 豪雪となる地域の方にとっては、雪は煩わしいこともありますが、それでも初雪の観測は、「便り」が届いた、と発表されます

          二十四節気 大雪

          二十四節気 小雪

          寒さが進み ちょっとした雪がふりはじめるころ 世間的には、紅葉も終わりがけで美しい時。 でも、遠くの山にはうっすらと雪も積もるころ。 木枯らしが吹きはじめる時期ですが、寒さの戻りで暖かい日、小春日和となる日もあるのが、この時期です。 立冬から少し進み、冬らしさは気配から、しっかり感じられるようになるころかなと思います。 冬至に向かっている今は、太陽の出ている時間が次第に短くなっていきます。 からっと晴れていた秋空から、不安定さも出てくるので、陽の光が出ているときも短くな

          二十四節気 小雪

          二十四節気 立冬

          冬の気配が山にも里にも 感じられてくるころ 立冬 暦の上では冬となりました。 立冬の日の朝、テレビから流れてくる言葉。 暦の上では… 私たちはカレンダーを使っています。 これはグレゴリオ暦という世界共通の暦です。 じゃあ、「暦の上では…」という暦って何なの?ってことですよね。 この時の暦は、(日本では)旧暦のことをさしていて、「太陽太陰暦」をさしています。 二十四節気は、そこに季節のうつろいをお知らせするための暦。太陽と地球の位置関係で日付が決まるため、「太陽暦」に

          二十四節気 立冬

          二十四節気 霜降

          朝夕に冷え込み 霜が降りるころ 霜は水蒸気が氷点下に冷えたものに触れてできる 氷の結晶のこと 秋の終わりの節気。 この頃の山の景色は、「山粧う」(やまよそおう)と表現します。 粧は、化粧の字ですね。飾るという意味があります。 葉を、赤や黄色に変化させる木々たちは、まさに、飾って私たちの目を楽しませてくれます。 五行で表したとき、秋は金。 金の性質は「従革」です。 従革とは、変化すること、させること。 自然界は、葉の色を変え、それを落とし幹だけになり、姿を変化させることで、

          二十四節気 霜降

          土用土用って…

          の後に続く言葉。 あなたの中では何でしたか? 土用土用って うるさいねん!養生しなきゃならんのやろ! また、土用かぁ。なんかめんどう〜 はぁ…落ち込む… いつの間にか、土用が厄介者になっている気がする… と、いうことで、 五行(木火土金水)では、土の私が、土(土用)偏愛を語りたいと思います。 厄介者イメージになっているのは、 ・次の季節の準備期間  →本番じゃない ・前の季節のツケがまわってきて体調を崩す  →体調不良は誰でも嫌よね ・そのために、冷たいものを食べるな

          土用土用って…

          二十四節気 寒露

          朝晩の露が 冷たく感じられてくるころ 秋は確実に深まっています 金木犀の香りがどこからかしてきます。 いつもはそこにあることさえ気が付かないほど、静かな佇まいなのに、 その時がくると一気に花を開かせ、通る人たちみんなを振り向かせる。 いや、金木犀の姿が見えない遠くまで香ってきます。 秋が深まり、気温が下がると空気が乾燥してきます。 乾燥が喉をイガイガにし、冷たい空気が肺を刺激します。 そのため、咳が出たり、えへん虫がいたり… 五行で秋の色は白、乾燥にはしっとりねばねば。

          二十四節気 寒露