IKU TAKAHASHI / 髙橋育

イラストレーター&アーティスト 文化学園大学服装学部卒業。イラストレーション青山塾22…

IKU TAKAHASHI / 髙橋育

イラストレーター&アーティスト 文化学園大学服装学部卒業。イラストレーション青山塾22-24期修了。元アパレルデザイナー。 考えることを考えるのが好きな私が、日々ふらふらと思ったことを書いています。

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  • 全然関係ないけれど

    髙橋育が日頃あれやこれや考えたことをつらつらと書いています。

最近の記事

Podcastをどうやって始めたかメモ

2023年夏から始めたPodcast配信(現在は休止中)についてのメモ。 全く何も知らない状態から始めたので、何をどうしたのかの記録を残しておこうと思う。 私がやっていたPodcastは「3人よればなんとやら」という私+ゲスト2名の基本体制3名の雑談Podcast番組。 Spotifyはこちら Applepodcastはこちら 1 配信までの準備配信用のカバー 配信内容を考え、タイトルが決まった段階でグラフィックデザイナーの友人にカバーデザインを依頼。具体的には下記のよ

    • 急にドラムを習い始めた話

      2月某日、ドラムスタジオで人生で初めてドラムを叩いた。今現在まだ無料体験しかやっていない状況なのだけれど、あまりにも目が覚める体験が凝縮していたので忘れないように記録しようと思う。 習い始めた理由 なぜ大人になって急にドラムをやろうと思ったのか?きっかけは今年のお正月に「2024年やりたいことリスト」を作成したことだ。「そういえばドラム演奏できたら格好いいよなぁとずっと思っていたな自分」と気付きリストに記入。お正月明け、自宅から通えそうな距離にあるドラム教室を探し、そのま

      • 映画「Life is beautiful」感想

        映画史に残る名画、実は私はまだ見たことがなかった。 夫の大好きな映画ということで連休の初日に鑑賞した。 前半は飛ばして最後の感想として、 私はハッピーエンドが好きなので、エンディングが衝撃すぎたことと、他の収容者が(確実に初めより人数が減っているが)助かっているところを見ると、主人公も助かる可能性があったのではという焦燥感と哀しみとで溢れてしまった。 映画鑑賞後、一旦冷静になりお手洗いに立った。 そこで気付いた、これは誰に感情移入するかで感想が変わるな、と。 私は女性、

        • 映画「哀れなるものたち」感想

          2024年1月28日午後、映画「哀れなるものたち」を見た。 見たてホヤホヤの状態で、映画の感想を思ったまま書き散らす。 まず初めにこれだけは言いたい。 グロい系が苦手な方は、見るのを諦めるか、ネタバレ覚悟である程度どんな描写があるかを調べた上で見ることを強くお勧めする。 私自身グロい描写は大層苦手で、特に飛び道具よりもナイフやハサミなどの痛みが想像できるものがかなり苦手である。それにプラスして血の描写は本当にやめてほしい。一般的なドラマでもよく描かれる手術シーンなどは1番だ

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        • 全然関係ないけれど
          8本

        記事

          「働くとはなにか?」を因数分解する

          働くとはなにか? 1番に思いつくのは「お金を稼ぐこと」。 ではなぜお金を稼ぐのか?と考えると生活をするため。 なぜ生活をするか?は禅問答になりそうだが、おそらく単純に「ここに命があるから」。「生かされている」という表現は、あまり日常生活からはしっくりこないのだが、倫理観として自ら命を絶つことは考えられない。そして今のところ健康に生きている。つまり、八百万の神かお天道様かが自分を生かしていると考えるのが日本人心だろう。文化的に根付いたその考えで、私は今も生きている。何より、私

          「働くとはなにか?」を因数分解する

          努力は10年後に実る(らしい)

          今やっている努力って、一体いつ実るのだろう? と、途方もない考えを毎日巡らせているが、その答えを1つ得たお仕事が最近あったので記録をしておこうと思う。 私は今はイラストが主な活動だけれど、元々はファッションの大学出身でアパレルのデザイナーだった。「ファッションデザイナー」を夢見始めたのは小学校の頃。卒業文集でも将来なりたい職業は「ファッションデザイナー」と書いていた記憶がある。なぜデザイナーを目指したのか?と聞かれたら、恐らく「当時知っている職業で一番格好よかったから」な気

          努力は10年後に実る(らしい)

          「人の目」のある人生、ない人生

          この年になると、散歩をしていてふと、幼稚園や小学生の頃を思い出すことがある。様々な思い出があるが、やはり幼少期で思い出すことは、楽しかったことというよりは、やや苦い経験だったり不思議に感じたことだったりが多いように思う。 私が小学校3年の時、区内でもすでに生徒数が少なくなってきていたため、近くの3校が統合されることになった。統合後、私はなぜか元々同じ小学校だった子たちではなく、統合した他の学校の子とよく遊んでいた。 その子は「ふみちゃん」という名前で、スマートな思考を持ち

          「人の目」のある人生、ない人生

          私が店員さんを呼び止められない理由と人権について

          飲食店に行った時、遠くの店員さんに「すいませ〜ん!」と声をかけられる人を私は心底尊敬する。大きく張りのある、通る声。すぐに店員さんも気付き、声をかけてくれた友人だけでなく私のグラスもお冷で満たされる。「ありがとう…」と心の底から思う。 私は店員さんを呼び止めることをあまり自らしたいと思わない。なぜなら私の声は人よりも通らないからだ。これは過去の経験で痛いほど実感している。何度呼んでも店員さんは私の方を向かないので、最終的に同席している人が呼び止めてくれることも多い。ふと、お

          私が店員さんを呼び止められない理由と人権について

          自分の名前の真意を探る

          私の名前は漢字で「育」と書き、「いく」と読む。 「郁子さん」「育美さん」などもいる中で、この漢字1文字で「いく」という名前は今まで出会った人からも少し珍しがられることが多い。 先日ふと、私の友人が「育さん」と漢字表記しているのを読んで、自分の名前の、自分なりの『本当の意味』の輪郭が頭に浮かんできたので文章にして頭の整理をしてみようと思う。 私の名前は、私の両親が考えた割とユニークな付け方が由来になっている。両親の下の名前には、共に「亠」(ナベブタ)が使われていることに着目

          自分の名前の真意を探る

          働く「目的」を追い求めて

          今日は友人の結婚式への参列。 彼女にふさわしい暖かな秋の快晴の中、無事に執り行われた。 この結婚式で、実に卒業ぶりに大学の友人とテーブルを囲んだのだが、積もる話をひたすら発散していた会話の中で、思わず「ハッ」となったことがあった。それは「大学時代は本当無敵だったよね〜」という言葉。そう、確かにあの頃は何も怖くなかったように思う。 それは「学生」という立場故ということもあるけれど、今帰宅し、湯船にうわぁーっと浸かり、改めてゆっくり今日の会話を噛み締めると、「学生だから」という

          働く「目的」を追い求めて

          好きな調味料について

          こないだふと思ったことがある。 「東京の味ってなんだろう?」と。 私の同僚で、熊本出身の子はよく 「卵焼きは甘くないと」や「白味噌じゃないと」と言う話をしている。 なるほど、確かに地域ごとに根本的な「味」の特徴はある。 その土地その土地で育ってきた味、食材、調味料も沢山ある。 それが旅行の醍醐味だったり、お土産の嬉しさになったり。 そしてまた初めの自問自答に戻ってみる。 うーん、やはりすぐには思いつかない。 恐らく東京生まれの人はわかると思うけれど 例えば長い休みや年末

          好きな調味料について

          Zoom用壁紙配布中

          みなさま、こんにちは、お元気でしょうか? 日々イラストを描いているIKUです。 最近のこの世の中、おうちで過ごしている方が多いかと思います。 オンライン上での打ち合わせや友達との飲み会、お茶会でzoomを使用している方も多いようで…私自身、zoomの背景に何をしようするか毎回悩んでいるので、自分で作ってみました! 同じ絵柄で色違い3パターン作成してみました。 △ORIGINAL △BLUE △ORANGE ダウンロードしてご自由にお使いください。 本当に毎日、い

          Zoom用壁紙配布中

          2020/2/5ゲスト鈴木さん

          ゲスト講師の鈴木成一さんの合評会 すごく明快な言葉選びと審美眼で、とても分かりやすかった。 他の方へのコメントで良いなと思った言葉を先に。 ・自分の描きやすい大きさというのはあるから、無理して小さくしたり大きくしたりしなくても良い ・自分の形、自分の色を持とう(色という発想がなかったのでなるほど) ・絵の「風通しの良さ」というものを意識する=イラストはこうでなくては、という考えをやめる ・軽さのあるイラストもいいけれど、表紙には弱い ・自分が「かっこいい」と思って描いた絵

          2020/2/5ゲスト鈴木さん

          2020/1/22ポートフォリオサイトの活用方法

          1/8の授業は前の授業の内容を実際にやってみようという内容で、 次の1/15は仕事が終わらなくて休んでしまったので割愛。 今日の授業は現代にたくさん無料で用意されているSNSやポートフォリオサイトなどについての実用的な講義。 ・SNSを使うと、自分のテリトリーで仕事ができる!(今までだと、自分の絵柄でないものとかも頼まれてしまっていたけれど、それはみんなイラスト屋さんがやってくれるのでそういう仕事は受けなくて良い!) ・インスタに関して、自分がやりたい仕事に関連したハッシ

          2020/1/22ポートフォリオサイトの活用方法

          2020/12/18ゲスト祖父江さん

          ゲスト講師の祖父江さんの合評会 メモをなくしてしまったので覚えていることを。 ・課題がいい ・自主制作の作品は面白くない ・自主制作にも課題を自分で設定すれば良いのでは? ・絵が好きなのは伝わってくる ・課題が得意なのはイラストレーター向きではあるけれど… 授業で描いた課題がいいのかはちょっとわからないけれど、 でもお仕事でいただいた絵の方が良いと言われるのも分かる気がする。 他の生徒さんに言っていたことで覚えているのは ・哲学がない ・哲学や変態的な何かがないと難し

          2020/12/18ゲスト祖父江さん

          2019/12/11空間と人物の関係

          空間の中に人物のいる写真資料を持参して、それを今までのドローイングやペインティングの授業を思い出しながら、自分らしく描いてみる。 この授業で私が持ってきた資料があまり良くなかったのだけれど、先生が 「ありきたりに、画面の真ん中に人を立たせて全身描くのなんて、技術も何もいらない誰でもできることだ」と言っていて、それはまさに私がその時描いていた絵の構図だったのである(案に指摘していたのかもしれない)。 ただの空間の中にも、人を描くことで急に物語が生まれる。 どこに入れるか?誰

          2019/12/11空間と人物の関係