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旅を重ねる… スパルタリハビリな 茶葉道中…プロローグ

“茶葉持って 登って来てください”
ひと月前の約束….


その言葉に 招かれて…
北に登った

小さな小さな車
助手席に スキーを乗せて…

小さな小さな車
あっという間に 雪山に辿り着いた
イメージど 実走りは 違っていた

流石 根っからの遊び人の
イタリア人の造りは バランスが良い
一人で 乗るには…


彼の聖域での リハビリ茶話会…

元気な 屈託の無い 笑顔を 見れただけで 満足である


ただ それは きっかけでしか
無い事も 感じている

野沢温泉スキー場

ワールドカップのコースがある
ひと月前 怯えながら 苗場のリフトに
乗っていた


今は
毛無山の天辺に立ち
雄叫びをあげながら 滑り降り

目の前彼がボート界のスーパースターだと知り

色々な 景色を切り取り

野沢温泉村の坂道を 散歩する

とても心地よいスパルタリハビリ

動けなくなるくらい..
動き回り…

それもいい
動けなかったんだから…

大人を愉しみ…

湯に 癒される

心地よい疲れ
家に辿り着ける体力気力は
残っていない

経由地に 
お気に入りの 乗鞍高原温泉へ

温泉BAR宿なる 名前に惹かれて…
目の前景色に踊る….
誰もが知るあの老舗ホテルの
お酒の神さま

お酒の神さま

御縁とは 不思議だけど 必然である。

逢うべき人は 逢う

初対面でも “変わってますね”
って 言い合って 笑える ひと と

並ぶ御道具に
魅せられ
いつしか その聖域に 立ち
茶を いれている

そして
これからが 愉しみな 若人達に
全ての ノウハウを 伝えていく

お酒の神さまは 呟く

“同じ茶葉 同じ水なのに
息子の方が 味が深い”

“その言葉に….
そのまま 人がでますからね“

茶テンダーは 呟く

カウンターの中で
彼は 微笑んでいた

たかが お茶 
されど お茶

お酒の神さまは呟く

“お茶は 奥が深いなー”

御意

やっぱり 温泉は 幸せだ

貸し切りだから さらに良い

さあ また しばらく 寝込もう....



ギランバレーに恋をして
回復期リハビリテーション
スパルタリハビリな茶葉道中

楠喜園 茶テンダー 浮世雲

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