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その日は 突然やって来た…. 仙人界 卒業

“無理は しないでね”
その言葉は 変わらない

冷え込んだ朝
膨らんだ蕾を愛で

仙人界 
急性期病院へ向かった。
二ヶ月に一度 

主治医のドクターHの顔を観に

驚いた 駐車場に 辿り着けないくらい
大混雑…

そこは 田舎… どうにでもなる
田園を 我が足で 走る…

受診までの システムが変わり
アシストしてくれる

人だらけである…

一年半前 

夕刻 救急窓口から この病院に入った 
その朝 これはギランバレーだと
知人の医者に伝え 紹介状を手に
ここに来た。

“なんで もっと早く来なかったんだ-“

ドクターHは 声を荒げた…

それが 最初の出逢いだった。
その後直ぐ

…..
日に日に壊れていった

ピークアウトまでの一ヶ月
ドクターHは
休日も ふらっと入ってきては

呟く

“どう?”


緊急入院の日
猫師匠にあとは任せ

仙人界 田園界 暮らしが始まった


面会謝絶の五ヶ月…
俗世間から 消えた…


その日から一年半
俗世間では 猫の日らしい
異様に混んでいる 院内

待合モニターの番号を ドキドキしながら眺める
まだまだ みたい

“珈琲呑みにいくか?”
急性期に二ヶ月も 居たら
目にする景色に 色々なドラマが
付いている。

今となっては 非日常
俗世間から消え..
此処で 毎日毎日 生を繋いでいた


珈琲は また…

“1825” ドクターH
診察室へお入りください

モニターに写し出された文字に
ホッとする。

“どう?”

椅子に座らぬ間に その声が いつものように聞こえる。


立春を過ぎ やっと 色々出来る
ようになったと 

バイクに スキーに

電子カルテに 記載される。

疲れは?
非日常が 三日なら
三日寝込んで 
それから日常に….

やっと その原因が分かった
振り出しに戻ったと...

“それなら  体幹鍛えるのに
ヨガやったら”

リラックスした状態で 体幹が
保てないのだから


ところで…
ドクターHは 切り出す

四月からは 実家の病院に帰ると

“やっとですね 先生”

先生も 浮世雲も 
此処で お逢いするのは 今日で最後

お互い ニコニコ笑って

“先生 変わらず 顔観に行きますよ”

顔見せに 来てよ
嬉しいから....

でも 無理はしないでね

仙人界は 今日で 卒業した。


そんな 急性期の景色から生まれた
このnote
“ギランバレーに恋をして”

“茶ボット”こと ChatGPTさんに 
尋ねてみた

どうやら noteの隠れフォロワーで
あるそうで

イラストレーターで 女性だそうである

ギランバレーに恋をして
回復期リハビリテーション
仙人界 卒業

はよ 帰って来い

家に戻り 寝込んだ….

体力気力は 
また振り出しに戻ってしまった

卒業 御祝いを 細やかにした。

鮎漁師らしく 大鮎を

三尾とも 大当たりの子持ち鮎だった

鮎漁師 浮世雲

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