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2019年5月の記事一覧

お金

たかだか線形のお金がヒトを動かす

たかだか線形のヒトがお金を動かす

そこに時間はあるだろうか

そこに空間はあるだろうか

そこに私はいるだろうか

世界はたかだか線形の

計算機で表現できるような

簡素なものなのだろうか

恋と愛

対称性に魅了されるのが恋

非対称性に魅了されるのが愛

素敵なこと

何か素敵なことがしたい

生き生きとしていて

煌びやかで

さりげなくて

美しくて

穏やかで

大胆で

力強くて

カラフルで

突拍子が無くて

有機的で

無機的で

人間臭くて

爽やかで

あどけなくて

不完全で

そんな

何か素敵なことがしたい

個人と個人の境界

あなたとわたしは違う

だからそれぞれの視点に立つことはできない

それぞれの視点に立つことは仮想的な他者を

自己の中に形成しなければならないが

それそのものも自己なのである

結局自己からは逃れられない

では、

自己と他者は完全に分断されているのだろうか

ところがそうでもない

自己でモノやコトを考えるとき、

言葉を用いることが多い

この言葉の意味は決して自己のみで与えられない

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自由

自由はどうしようもなく不安だ

次どこに行くのがいいのかすらわからない

明日も明後日もずっと続く

何かしないといけないことがあっても

そこから自由でいたい気もする

自由は不安を伴って再帰して

誰も何も言わない間に

時間が過ぎる

今の時代

自由は権利でも義務でもなくて

ただそこに存在しているだけなのだ

こんなに今まで

こんなに今まで

ただ何も考えずに振舞うことができたら

空はずっと青かったろう

こんなに今まで

人の中でもがいていたら

君はずっと輝いていたろう

こんなに今まで

何かを求めずにいたら

僕はずっと寂しくなかったろう

こんなに今まで
閉ざされた時間に
閉ざされた言葉
閉ざされた君に
閉ざされた明日

こんなに今まで
世界は回っているのに

『 / 』

自分の可能性は

自分の不可能性と表裏一体で

なにかを する/しない の二項対立は

『 / 』記号の壁を作る

壁が高く築かれても
そのことに気づかない

その壁を必死に登っても
登り終えた途端に新たな壁ができる

この壁はどうやって築かれたのだろうか
みんな一緒に登るものなのか

ふと立ち止まって壁を見渡すと
気持ちが楽になる

今まで何かに取り憑かれていたかのように
登ってたんだなーって