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正道をあゆみ続けること

どうも、ウクモリ ヒロオです。

師走らしい状況下、挨拶回りも佳境を迎えています。残りあとわずかですが、お客様とのご縁を大切にしたいと思っています。

ところで、私は経営者になって13年目となります。「お客様のお役に立つために出来ること」という言葉を軸に、ご縁を大切にしながら、正道を歩む姿勢を貫き続けています。私の会社は、工業用の素材や部品を扱っているので、毎年何かしらの問題が発生します。製品の寸法精度や、納期や対応面など理由はさまざまですが、完全にトラブルフリーになることは正直なところ、まずありません。

こういったケースが発生した場合、社内で発見してお客様に届く前に対応出来ることもあります。ありがたいことに、社員の努力によって問題が社外に流出するケースはかなり減りました。ただ、年間を通じて何件かはお客様に迷惑をかけてしまうケースがあります。社員は一生懸命努力はしていますが、実はゼロにはなっていません。

お客様に迷惑をおかけしてしまった際、私の会社は「お客様のお役に立つために出来ること」という言葉が、対応時の軸となります。たとえご迷惑をお掛けしたとしての、やるべきことはたったひとつなので、私の指示がなくとも、緊急対応が必要な場合にも決して迷うことがありません。

また、「正道を歩む」という姿勢を大切にし続けていたら、不具合などの問題が発生したことがキッカケとなり、お客様から逆にご評価いただくケースもあります。中には、クレーム対応をしっかりと行なったことが理由で、他社との価格差が倍以上あったにもかかわらず、新たな受注につながった嘘のような本当の話も。その時は、西日本にある協力先の工場まで製品を取りに行き、即時代替品を納めるという対応が決め手となったそうです。当然ながら、私の指示は一切なく、社員が自ら考えて対応。事後報告でいきさつを知りました。

こういったケースが積み重なったことにより、検査に対する考え方も変わりました。自社には高性能の測定機器はないため、市町村の試験機関などに行って、社員みずからが測定を行なう・・・状況によっては、そんな対応もするようにもなりました。私自身、お心置きなく新市場の開拓のために様々な独自な動きが出来るのは、社員がしっかりと屋台骨を支えてくれているからです。

まだまだの部分も多いのですが、少なくとも10年前と比べれば、私の会社は少しずつ「まともな会社」になってきています。悪いことは悪い、良いことは良い・・・目をそらさずにそれらをしっかりと社員に伝える。経営者の役目は多岐に渡りますが、私は肝となるのはこういった「善悪を面倒くさがらずにしっかり伝える」ことだと感じています。

伝え続けていたら、私の考え方に共感してくれる、ある意味で真っ当な考えを持つ社員が主体的になり、活躍してくれるようになりました。私の会社の採用面接では真っ先に伝えるのは、「嘘をついたり、社内接待に励むようない人は評価しない」という、極々当たり前のことです。

ただ、これが基礎たる大切な部分だともいえます。

こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!


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