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ペンギンたち

アイス・スケート行きました!

ケンジントン・パークの近くのホテルに泊まっていた時、駅の近くに人がよく集まる場所があるなあと横目で見ていたのはQUEENSという老舗のスケート場でした。厳密には、ボーリングやビリヤードもある複合レジャー施設です。

大人は1時間で13£(2000円)くらい。子供は少し安いけど、表題写真の「ペンギン」という定番の補助用品を追加すると大人より高くなる。

実は年末にも、アイススケートをしたくてウィンター・ワンダーランドの会場を予約していたのですが、当日の気温が高すぎて(!)開催中止になってしまったのです。だから、ヨーヨーとあーちゃんにとっては、これがアイス・スケート・デビュー。

今回は、実は計画していったのではなく、すぐ近くのケンジントン・パークで遊んでいたら、女神の奈津希さん家族が行くというので、急遽、一緒に予約を取っていただき飛び込んだのです。つまり、カラオケやボーリングと同じくらい気軽に、手ぶらで行けました。

旦那には「おまえさん、すべれるのかね」と疑われたけれど、私は中学生の時、鷲羽山ハイランドのスケートリンクにお友達と何度か行った実績がある…30年ぶり(ヒエ~)だが!多分まだすべれる!

結局のところ、ペンギンを後ろから押す役目に終始して(それでも結構、楽しかった)私の華麗なスケートを披露する機会はなかったけれど。

ペンギン押してりゃ転ばないのに、私が離れると崩れ落ち泣き出す4歳児

結果として完全放置だったヨーヨーは、時々奈津希さんファミリーに構ってもらいながら、果敢に氷の上を歩き続けていました。

ひたすらひとりで「よちよち」していた7歳児。ある意味こちらもペンギン

蓋を開けてみると子供たちはふたりとも「また行きたい!」と楽しかったようなのですが、ここにきて気づいたことがふたつあるので書いておきます。

一つは、人間の「慣れ」というものの、すごさ。

渡英直後にここの店頭にノーマスクの人々が集まり騒いでいるのを見て、私は「こわ!これだからイギリス、オミクロン爆増なんだ」とびびってました。

が、1ヶ月ではや、この社会のありように慣れてしまった。おお、楽しそうだから行ってみよう。が先に立ちました。(自分はマスクをつけているが、上の写真見かえしても、マスク率のすごく低いことがわかります。でも、現場では全く気になっていませんでした…)

ヨーヨーの学校(巨大クラスタ発生)を経験したのが大きいかもしれません。特に、子供には日常生活を送らせてあげることの方が大事なのかなという感覚になっています。

もう一つは、近くに友達がいることのありがたみ。

渡英前にはイギリス生活経験者の何人かに話を聞いたのですが、そこでの感想は「とにかく寂しかった!何度か鬱になりかけた。もう二度と行きたくない」という人のと「すごく最高だった!第二の心の故郷だよ。」という人とに、くっきり別れました。

それってなんでかなと思っていたのですが、今思うのは、それは現地で気の合う友達に恵まれるかどうかが大きな分水嶺だったのではないかと思います。

(子供の時に親の都合で海外にいたという帰国子女の場合、もしかしたら当時と今との社会的な成熟度の差もあったかも。つまり、人種差別。今のところ、全く感じる機会はありません。)

私の場合、今ひたすら日々を楽しめているのは、少し先に同じ道を通ってきていて、似た家族構成と価値観でしかもすっごく親切な大野家が近くにいたことが非常に大きいです。それが、すごく幸運だったと思います。

うちのように家族で行く場合はそこまで寂しくなりようがない気もするけれど、基本は移民でアウェイだから、地域のコミュニティに切り込んでいくのは日本にいるよりも時間がかかると感じます。途中編入だし、ヨーヨーとあーちゃんの現地校でのママ友はまだひとりもできていません。

かといって国籍が同じであればすぐ仲良くなれるのかというと様々な立場や価値観の人がいるので、必ずしもそうとは限りません。日本人ならばとかいうものでもない。

これから、現地校、日本人学校の土曜日補修校や、あるいは旦那の大学のパートナーズクラブで少しづつ友達ができていくかもしれませんが、大野家がいなかったら、私は今、楽しみ方よくわからないし寂しい、日本に帰りたいと思っていたかもしれない。

一方的にお世話になるばかりなんだけど、いつか恩返ししたい相手がここでも増えてしまいました。あとは、私にはnoteという趣味があるので、これから渡英を考えている人たちの参考になるような、楽しみ方の情報発信をしていけるといいなと思います。

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