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勉強の秋になります - ニコルソン

弟9回キャリコン試験の結果が出ました!

以前「自己採点で1問逃してアウト」と書いた通り筆記は落ちたけど、論述と面接からなる実技のほうは合格したけど、揃わねば意味がない。

通常6割超の合格率、今回は3割前後だったというので、協議会のほうでボーダー下げてくれてちゃっかりとか(たまにあると聞きます)…最後まで期待していたけど、やっぱり、そんなに甘くはなかった。

こんな時にいいこといってくれるキャリコン学者いないかねと思ったら、いたよ、いました。

「キャリアの真の成功は内的(主観)と外的(客観)の複眼でとらえる必要がある」By ナイジェル・ニコルソン

過去のキャリコンの試験にも一度出題されてた、4段階の循環モデルのニコルソン博士。青いシャツが似合っている、イングリッシュ・マン。彼の循環モデルは、

転機(Transition)を、①準備(Preparation)>②遭遇(Encounter)>③順応(Adjustment)>④安定化(Stabilization)の4つのステージ

そのモデル全体の特徴として、

(1)再帰性(Recursion) :4つのステージを一巡すると、また次の「準備」段階に戻ってきて、このサイクルを繰り返す。

(2)相互依存性(Interdependence):例えば「準備」をどれだけしっかりしたかがその次の「遭遇」の在り方に強く影響する。

(3)不連続性(Discontinuity):各ステージ間には明確な性質的差異がある。

…というモデルを提示している。

これは以前紹介したブリッジスの3段階トランジション・モデルの概念を、キャリア理論として応用したものらしい。上図は彼の著書「Managerial Job Change;Man and Women in Transition」からの抜粋です。(Google Bookで読めるよ)

博士の言う通り。最初からしっかりと網羅的に勉強して「準備」を怠っていなければ、試験との「遭遇」をうまく乗り越え、資格をベースに仕事の幅を広げる「順応」に軸足を移していたはずなのに!

そして、制度や統計はググれば分かるから覚えなくったっていいじゃないのと言いわけしたくなるけど、やっぱり、基本知識を内在化させているか否かは、いざって時に違ってくるからね。国家試験やはり舐めちゃダメ。

というわけで、論述のみ、鉢巻締め直して11月に再受験します。

仕事もしながら試験合格のための法律関係・統計資料関係を優先的に勉強するので、この趣味的Blogアップのスピードは、ちょっと落ちるかも。

ニコルソン博士は、現役のロンドンビジネススクールの先生で、この4段階サイクル理論だけでなく、Youtubeで発信している他のネタなんかも面白そう。だけど、そういう趣味の勉強も、当面は保留。(溜息!)

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