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続・肌弱にカーペット考

先日、「肌弱の子のためにマットをやめてギャッぺを買った」という話を書いたら、子供の肌弱に悩んでいるお友達の何人かから質問をいただいたので、こりゃあ出典も明示せず書きっぱなしにしないほうがいいなと思い、いきさつを補足します。

そもそも、まわりをみていると、赤ちゃんの肌弱に悩むママンが驚くほど多いのです。「昔はそんなことなかった」と、お医者さんが言っていました。

花粉症というのが花粉単体ではなく、空気の中の灰塵や化学物質とのコンビネーションで引き起こされるものであるのと同じように、赤ちゃんの肌のトラブルも、生活がいろいろと便利になっていく反面で増えてきた、複合的な要因でひきおこされる現代病なのかもしれません。

そんなイマドキ、アトピー対策と床素材に関してネットで検索すると、圧倒的に「フローリングがカーペットよりも良い」という記事が多く出てきます。

なのに、肌弱にカーペット?と思われるかもしれません。

わたしがそれを考え始めたきっかけは「部屋の中の細かいホコリは、フローリングの場合、常に空気中に浮いた状態になるのに対して、カーペットは1mくらいの高さのホコリは吸着してくれる」ということを、フローリングブームの逆風の中でメッセージしていこうとするカーペット屋さんの事業再生の話を読んだことです。

実感値として、それは一理ある、と思いました。

うちはオカメインコを飼っています。これが、ホコリ製造機みたいなやつで。日当たりの良いリビングは、人が動き回るのにあわせて空気中に舞うホコリがはっきりくっきり見えます。いや、インコのせいだけではなく。ホコリのやつら、いくらでも湧いてきて、すんごい動くんです。だから、どうせ毎日、換気と掃除機くらいはしなくてはならないのです。

フローリングがいいというのは「ホコリが目立ちやすい」っていうだけの話で、どっちにしても生じるものだったら、空気中に浮いているより吸着されている方が子供の肌にはそりゃいいだろう、と思いました。

なんとなくそう直感していただけだったのですが、今回この記事を書くために調べたらこんなサイトとかこんなサイトでも説明されていました。結論だけ引用すると、床素材がどうとかよりもこまめな換気と掃除が大事よってところです。

では、どんな絨毯がいいかってことなのですが、

本物のウールの絨毯であれば、もともと羊の毛なので、冬には暖かくて夏には涼しく、天然の抗菌消臭機能が備わっていて、基本的に「毎日掃除機をかけるだけ」で丸洗いする必要がないのです。子供が吐いても、すぐに水ぶきすれば大丈夫。

さすが、人間が最も古くから親しんできた天然素材。

天然の染料を使っている手織り絨毯は模様も可愛いし、落ち着いた色合いで虫食いもしにくいんですって。

それでもう、わたしは、リビングのの真ん中に敷くウールの絨毯が欲しい!と思い始めていたのですが、

デメリットとしては、新品を買ってから半年くらいは、細かいムダ毛が出るということ。これは買うときにお店で教えられたのですが、本当にでるなあ!と今回買ってみて実感しました。

基本はルンバにお任せなリビングですが、絨毯を買ってからは、ヨーヨーの出産祝いでお友達にもらった布団用掃除機のレイコップをリビングに常設して、毎朝、部屋中のホコリをやっつけるつもりでガーっとかけてます。1分もかからないんだけど、それなりに毛がとれます。

ムダ毛とはいえ羊の毛で、重くて宙に舞うタイプではないので、ハウスダストやオカメインコのホコリよりも肌にはよさそうですが。

その点は、もしかしたら日本製の絨毯のほうがいいのかもしれません。

例えば、故郷の岡山県は倉敷発のこのmuni carpetというブランド。めっちゃおしゃれで肌触りのいい絨毯を作っています。ただ、とってもお高いので、子供が小さいうちは手を出す気になれません。

まあ、そんな感じ。

今のところ、かわいくてあったかい絨毯の上でコロコロする小さい人たちをみて、日々手入れして愛着を育みつつ。

満足してます。

肌弱のヨーヨーも、全く問題ないです。

以上、リビングのまんなかに、かわいい羊の絨毯のススメ。でした。

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