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2世代で読み継いでいる絵本

表題写真のこの本。わたしが子供の時に読んでいたものの実物です。うふふ、つまり30年以上も昔の本。今も現役で、ヨーヨーが読んでいます。

「スキャリーおじさんのどうぶつえほん」シリーズ10冊ほどのなかでも、わたしが一番おきにいりだった「ピックルのじどうしゃりょこう」、あまりにボロボロになるまで大事に読んでいるのをみて、当時の訪販の担当さんが、おまけで改訂版をプレゼントしてくれたものらしいのです。2冊目というわけで、実家に残っているこのシリーズの中では一番きれい。

それで親が送ってくれた、この「いってらっしゃい」、破れかけたりシミが出たりしているけれど、透明フィルムで補修して、小さなヨーヨーに読んであげています。セットの「おかえりなさい」のほうはなくなっていたので、オークションで中古を手に入れました。

誰もが知っている有名な本ではないと思うんだけど、実はわたしの旦那も、子供の時、このシリーズが大好きだったらしいのです。なかでもやっぱり「ピックルのじどうしゃりょこう」は楽しかったよねー、と言っています。

いろんな種類の自動車や動物が出てきて飽きないし、全てのページに小さな「こがねむしくん」が隠れていて、ウォーリーを探せ的な要素もあります。

なによりわたし、リチャード・スカリーの絵が大好きなんです。当時のシリーズは絶版になってしまっているのですが、編成を変えた改訂版なら出ています。これとか。だから何冊か手に入れてみたけれど、どうも、翻訳が変わってるんだよね。現代版のほうが対訳としては正確なのかもしれないけど、昔の翻訳のほうが、日本語ならではのリズム感を大事にしていて良かった気がします(読み倒していたから、細かいところを覚えてるわけ)。

というわけで、うちではこのシリーズの現代版は英語のを買うことにして、英語で読むか、わたしの即興翻訳で読むか、ということをしています。(絶版のをオークションで買うと高くてたまんないからね!)

でもやっぱり、一番は「ピックルのじどうしゃりょこう」。ヨーヨーもとっても気に入って毎晩のように読みたがります。

なぜこんないい本が絶版になっちゃったのかなあ。版権の問題かな。昔の味のある翻訳のままでリバイバル出版してくれないかしら。

あ、小さな子に最初に最初に与えるスキャリーおじさんの絵本としては、こちら「I Am a Bunny」のボードブックがおすすめ。四季の移ろい、小さな生き物、基本の数、いろんな要素が詰まって丁寧に描かれた、とても綺麗な絵本です。


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