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塾のために必死に教えるってなんだ?

塾の宿題のための勉強を家で必死に教える日々
誰かが教えないといけない予習ってなんだろう

我が子とは言え、教えるって本当に難しい。
感情的になってしまい、冷静でいられない。

家の中は、ぎくしゃくしていた。

そして娘から一言。

「どうして受験したいって言ったのか、自分でも分からない」


お友達と同じ塾に行きたい

それがきっかけでスタートした我が家の中学受験。
(その時の詳細はこちら)

受験する娘本人が、迷っている。

受験するかどうかも含めて、もう一度家族でこれからの事をじっくり考える必要があった。

正直、残り1年も無い小6になってから、今更!?とも思ったが、目標がぼんやりしているままでは、本人も家族も受験は乗り越えられない。

中学受験はそんな甘いものではない、と知れたこの1年でもあった。



親として、どう子どもに接して支えればいいのか。

迷った私は、中学受験のサポートをメンタル面と技師面の両方から支えるという趣旨のセミナーに参加した。

算数のプロ家庭教師の安浪京子先生が主催者側にいるセミナーだった。

算数が苦手だった娘に塾で付いていけるように買った参考書。
その本のおかげで、著者であるきょうこ先生を知るきっかけとなった。

中学受験の算数といえば「きょうこ先生」の名前が挙がるほど有名な方だ。

セミナーには、50名を超える受験生の保護者の方が集っていた。

そこで、自分が中学受験に対してまだまだ無知であることを知る。
参加した方の知識の高さを目の当たりにしたのだ。

セミナーが終わった後は、きょうこ先生の前に行列ができた。

並んだ人達は、先生とも顔見知りで何度も話しているような雰囲気が遠くからでも伺えた。

せっかく行ったのだからと、一旦帰りかけたものの引き返して、先生と話したい列に並んだ。

絞り出した質問の内容は、あまり覚えていない。

具体的な志望校名を話していた私の前の方と違って、とんちんかんな質問をしたような気がする。

受験をするかどうかを悩んでいる、なんて人はこのセミナーには居なかったように思う。


セミナーで学んだことの一つに、
「塾の宿題をまじめにやるな」があった。

衝撃的だった。
きょうこ先生も家庭教師の講師でもあったから。

夫も含めて夜中まで真面目にやっていたのは、間違っていたということだ!

「全部やっていたら時間が足りないです」
宿題のために塾に行っている訳でないですよ
、と。

何となく思っていた事をスパッと言い切られて、腑に落ちた。

塾の先生にどうアプローチしていくかも聞くことができた。
うちは、ただ塾に行かせていただけだったと反省する。

実は、私より先に夫もセミナーに参加していた。

夫から「俺が説明をするのを聞くよりも自分で聞きに行った方がいい」
と言われて、私も後日、同じセミナーに参加したのだ。


「塾の宿題をするのに俺が毎日教えるって、塾に行く必要あるのかな?」

夫からそんな言葉が出ることが多くなった。


それから間もなくして、塾をやめた。


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