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日記 20230703_0708 孔雀は西に向かって飛ぶ

7月3日(月)

イライラしている。不眠。もともと入眠するのが下手くそな人間ではあったのだけれど、とにかく最近眠れない。仕事やもろもろで疲れているはずなのに、特に春と夏は、眠れない傾向が強い。

オードリー若林の「ナナメの夕暮れ」を読み終わる。以前読んでいたけど、ドラマに触発されて再度購入した。帯に「30万部突破!」と書かれており、もう立派な文士じゃん。と思う。
2008年、ブレイク前夜のオードリーのお二人の漫才を、長崎大学の学園祭で見れたことは、わたしの人生の中でもトップ10に入るくらいの幸運なこと。オードリーのお二人のことは、当時長崎大学に通っていた友人に教えてもらって知った。披露していた漫才の中に

春日「アンバサじゃねぇか!」
若林「アンバサなんか地方にしか売ってねえんだよ!」


というくだりがあって、友人とわたしはごりごりの地方住みの利を生かして(?)アンバサを自動販売機で買い、スターのお出ましを待つことにした。
整理券などは配布しておらず、また、屋外ステージでの登壇だったため、望んだ人はみな秋空の下でオードリーの漫才を堪能できた、まことに贅沢な時間だった(しかも無料で見れたと思う)。
すっかりファンになってしまっていたわたしは、当時若林氏が書いていたブログ「どろだんご日記」も、こっそり読んでいた。
このブログはかなり前に閉鎖されてしまったので、もう永遠にあの日記を読むことが出来ない。布団の中で携帯を握りしめながら、齧り付くようにそのブログを読んで、そのまま味わいながら眠りにつくのが好きだった。
内省的な若林氏の独白が、夜の闇にこっくり吸い込まれていく感覚を味わっていた20歳のころ。
誰かの日記を読む楽しさを知ったのはこれが初めての経験だったかも。
最近は、良い文章に出会うと興奮して眠れないことが多く、30代中盤のこの歳になってから血気盛んな自分の感情の針の触れ具合に、ビビる。誰かがわたしの日記を読んでちょっとでも面白いと思ってくれるなら、安心して、よく眠れるのかもしれないなんて思う。

7月4日(火)

やっぱり眠れないので、結局、睡眠導入剤を飲んで眠った。頭が働かず、変な風に痛むので言い方が若干きつくなっている。他人を不快な気分にさせる振る舞いは本当によくないと思う。YouTubeで超快眠ストレッチをしても眠れない。なぜ。

7月5日(水)

今日も今日とて眠れないので睡眠導入剤を飲んだ。
夢の中で、「ハンガリー民謡「孔雀は飛んだ」による変奏曲」を演奏している夢を見た。
吹奏楽コンクールでおなじみのこの曲が、わたしはすごく好きだ。

7月6日(木)

帰省のための切符を受け取りに行く。図書館から予約していた本が入ったと連絡が来たので受け取りに行く。

7月7日(金)

帰省。
朝から駅前の本屋で予約していた今日発売の新刊を受け取る。
「雑学×雑談 勝負クイズ100」、QuizKnock河村拓哉さんと、奥様でありミステリーハンターでもある篠原かをりさんの本!
あらためて、ご結婚1周年おめでとうございます。新幹線に乗るタイミングでこんなに素敵な本が読めるなんて嬉しい、最高の休日だ!
あっという間に博多。博多駅で一旦下車して久しぶりの九州を楽しむ。
3年弱帰省出来てなかったもんな。博多駅で梅ヶ枝餅を食べる。
・・・うまい。小さいころから大好きで、九州に住んでいた頃はお祭りの屋台なんかに梅が枝餅があると、親に頼んで買ってもらっていたなぁ。
九州の食の底力を感じつつ、乗り場へ急ぐ。

7月8日(土)

雨、墓参り。

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