④終/39歳おばさんレズビアンと、美人2人組と恋愛ごっこ/2人を恋愛対象としてみていた結末は・・・
私は、妹とも、会う約束を1度していた。
連絡先を交換したオフ会の日に『新宿が近いから、仕事終わりでも会える日あったら、ごはんでも行こう!』と連絡しておいた。
必要最低限の上司と部下のような、ラインのやり取りが何回か続いた。
仕事の愚痴、姉とケンカをよくする話。意見がぶつかる。ネガティブな内容が多い、
そして連絡がプツリと途絶えた。
妹はお酒が好きだ。警戒心もある様子。会えれば会えたでいいし、会えなければそれでもいいと思っていたある日。
妹『〇日夜空いていますけど、仕事帰りにどうですか?』
もちろんOKして、新宿へ向かった。
仕事帰りの姿も、24歳と思えないほど大人っぽい。妹の方がタイプだなと思いつつ、
私『久しぶりだね!今日はありがとう!』
妹『今日は、ありがとうございます。お酒が飲みたくなっちゃった。』
事前に予約しておいた、夏らしい花火をイメージした個室の居酒屋に向かう。
やっぱり妹は、悩みごとが多くて大変そうだった。
会社で、好意を寄せられてる上司がいて、悩んでいる。彼氏の束縛がひどくて別れたいのに、別れてくれない。
グラビアアイドル並みのボディーと、セクシーな雰囲気で可愛い顔しているのに、自信のなさ、悩みまくって、可愛さが曇ってしまっている。
4時間程、ずっと話しを聞いて・・・聞いて・・・・
妹『今日はありがとうございました!』
そう言って二人は別れた。
彼女は完全にノンケだった。
私に興味はなさそうな感じだった。
それ以降、妹に連絡することはなかった。
もちろん妹からも、連絡はなかった。
見た目は、美人でかわいくても、ネガティブすぎる子は好きじゃないんだなと思った。
妹も、私の事興味がない感じもした。彼氏もいるし、また会いたいか?と問われると、そうでもない。
出会った瞬間がピークで、時間が経つにつれて、気持ちが失速する出会いだった。
また会いたい!と思える出会いはくるのだろうか。
ときめく出会いと言うのは、年齢を重ねるごとに、失われてしまうのだろうか。
ー--数年後
あるオフ会で、宝塚さんと会った。その時は、もう姉とは別れていた。『レズ卒業して、男と付き合おうかな』とぼやいていた。
妹は、その後女性と付き合ったが、結婚してしまった。
姉は、偶然に行ったMIXバーの店子になっていた。向こうから声をかけてきた。覚えていてくれていた事が嬉しかった。
何も始まらない。自分勝手な想いの恋愛ごっこも、今では、良い思い出になっている。
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