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初めてレズビアンの女性と付き合う。そしてワンルームでの同棲が始まる。

26歳から出会いを探し、りんごさん(バイセクシャル)、弥生ちゃん(ノンケ)、そして、今回まきちゃん(仮名)(レズビアン)とお付き合いすることになった。

今思えば、実際『お付き合いして下さい』とは言ってはいないが、彼女が仕事帰りなど、私の家に何度も来るようになったのだ。

人生で3人目の彼女。この時私は27歳。彼女は26歳

私の自宅はワンルーム。一人で住んでいるには十分の広さだ。そして彼女は、一週間に一度のペースで来ていたが、家に滞在する日が増えていった。そして毎日来るようになり、鍵も渡し、帰宅すると、いつも居る存在になっていた。

『自宅に帰らなくて大丈夫?』

と聞くと、もう『自宅は解約してきた』という。私も深く考えずに、一緒に住めることが、ただ嬉しかったので、特に理由も聞かず一緒に住むことになった。

生活費も家賃も折半。ワンルームで2人の生活が始まる。

帰宅して、誰かが待っているというのも嬉しい。帰宅して電気がついていて、料理が出来ている事もあった。

彼女は、夜のお仕事をして、お酒好き。趣味の、パチンコスロットも教えてもらった。

どこに出かけるのも二人。旅行も楽しかった。日常も楽しかった。これが幸せの形だと思えた。

私の理解者であり、私も彼女を支えたいと思った。楽しくないと思っていた、日常が変わり、孤独から解放された。

『夜のお仕事心配だな。』

と言うと、彼女は、夜の仕事を辞め、昼の仕事を始め、私と同じ職場になった。仕事行くときも、一緒に行き、帰りも一緒に帰宅する。毎日一緒の生活。

この頃、私は友達と、疎遠になった。

彼女がいればいいと思っていた。特に必要ないと思っていた。と言うより、友達と会いたいとか、愚痴をこぼしたいとか、そういった感情がなかった。

人生が充実していたんだ。

レズビアンでも幸せになれる。もう私は幸せになっている!って。

やっと、心の支えになってくれる彼女と出会えた事、ずっと隣に居てくれる存在が愛おしかった。

一人は、やっぱり寂しい。一人になりたい時もあるけれど、好きな人が近くにいて、『好き』と言ってくれると、世間には公表もできなくて、認められない関係だったとしても、自分を認めてくれる人がいるだけで、心が強くなれる気がした。

国が同性婚を認めてくれたら、どれだけ同性愛者の人が、心から安心して、安らぎを感じる事ができて、日本に生まれて良かったと思えるだろうか。







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