9/8 - 9/24に渡り当ギャラリーのオープニングイベントとして開催していたのが、ウイスキーの味わいを抽象画にして表現しているノムスルさんの個展「酒味（しゅみ）の色形（しきけい）-ウイスキーの味わいを、色と形にしてみたら-」です。

「このウイスキーの香り、色に例えると赤っぽい気がする」「このウイスキーの味、こんな形のような気がする」
飲んだウイスキーの印象を色や形に変換し、新たなウイスキーの楽しみ方を模索する“ウイスキーアート”を確立されたノムスルさん。

すすきののBAR「酒房ハレとケ」での、ギャラリーオーナー笹山とノムスルさんの偶然の出会いから開催に至った本展覧会では、様々な銘柄のウイスキーをもとにした作品計12点を展示。
“誰もが楽しめる体験型ウイスキーアート展”をテーマに様々な試みを行いました。

会期中は作品のモチーフとなったウイスキーを実際にご用意。
お酒が飲める方は味で、飲めない方は香りで、味覚や嗅覚が視覚とシンクロする体験を楽しんでいただきました。

椅子に座りじっくり作品を味わう方、作品解説を熟読される方、銘柄を隠した状態で飲んだウイスキーがどの作品か当てるクイズを試みる方、お酒の代わりにノンアルコール飲料で雰囲気を楽しむ方など、ご来場中のお客様の過ごし方は実に様々。
作家在廊時はノムスルさんを中心に話も弾み、ちょっとした立ち飲み屋のような様相になることも…。
ご来場者の方それぞれが自由に過ごしていただけるような、ゆったりとした時間が多く流れた展覧会だったと思います。

会期後半には、本展示会にご協力くださった根本商店・店主 根本厚志さんとノムスルさんによる一夜限定のギャラリートークイベントも開催。
詳しくは後日別記事をアップ予定ですが、満席御礼・ウイスキー談義に花を咲かせる大賑わいの夜となりました。

オーナーやノムスルさんともともと繋がりのある方だけでなく、
DMやポスターを置かせていただいた飲食店でこの個展を知ってくださった方、
インスタグラムで偶然ギャラリーオープンのお知らせを見つけてくださった方、
ご近所に住まわれていて、ギャラリー看板を見て立ち寄っていただいた方、
道外から観光する場所を探し辿り着いていただいた方…
本当に色々な方にお越しいただいたオープニングイベントでした。

改めて、足をお運びいただいたすべての皆さまに感謝申し上げます。

【Gallery＆Shop 馬と獅子】
札幌市中央区南22条西15丁目1-10 猪狩ビル2F
札幌市電 電車事業所前駅より徒歩2分